ユピテルのゴルフスイングトレーナーGST-5GLの購入を検討中の方。
この記事では、僕が実際に商品を使ってみたレビューを紹介しています。
ユピテルのGST-5GLを使えば、あなたはご自身のヘッドスピードだけでなく、ボールスピードやミート率などを把握することができます。
とはいえ、これらの数値を知るだけでは、あまり意味がないかもしれません。
GST-5GLに表示されるボールスピードやミート率に着目すれば、ほかの誰よりも効率的に飛距離アップのための練習に取り組めるでしょう。
なぜなら、これらの数値は感覚だけでは知ることができず、この機械を持っている人にしかわからない情報だからです。
闇雲にボールを打つより、明確な数値に着目した方が、効率的なのは火を見るよりも明らかです。
これまで、ボールスピードやミート率などを測定する機械は何十万もする高額品で、ゴルフショップなどに出向いて計測するしかありませんでした。
しかし、GST-5GLの登場で、格安で、しかも手軽に「飛距離アップに必要な数値」を計測できるようになりました。
わざわざゴルフショップに通わなくても、あなたの飛距離アップに必要な情報を、いつでも手に入れることができるのです。
とはいえ、購入する前にはメリットだけでなく、デメリットや使い勝手の良さも知っておく必要があります。
安いとはいえ、価格は1万円弱くらいする商品だからです。せっかく購入したのに、あなたに後悔だけはして欲しくはありません。
なので今回は、それらを全て洗いざらい紹介したいと思います。
ユピテルGST-5GLで計測できる数値
GST-5GLで計測できるのは、下記の4つです。
- ヘッドスピード(m/s)
- ボールスピード(m/s)
- 飛距離(ヤード)
- ミート率
✓計測可能なクラブは22種類
下記クラブごとの数値を計測可能です。
- ドライバー:1W
- フェアウェイウッド:3W・5W・7W・9W
- ユーティリティ:2~6U
- アイアン:3~9I
- ウェッジ:PW・AW・SW・LW
- パター:PT
ユピテルGST-5GLのレビュー
僕はこのGST-5GLを5年以上使用していますが、実際の使い心地やメリット、デメリットなどをレビューしていきたいと思います。
GST-5GLの購入を検討している方が気になるのは、次のような情報ではないかと思います。
- 数値はアテになるのか?(正確性)
- 使い勝手の良さ
- 本体のサイズ感(かさばらないか・収納)
- 電池はどれくらい持つ?
数値の正確性
結論から言うと、価格の安さの割に正確性は高いです。
まず、芯を食った時と外した時とでは、ボールスピードやミート率の数値が如実に変わります。正確性を実証するために、何度かショットマーカー(フェース面に打痕が残るシール)を併用して試したので間違いはありません。
ちなみに表示される飛距離については、実際に計測した数値ではなく、ボールスピードから計算した「推定飛距離」です。
とはいえ、ボールスピードはほぼ正確に測定できるので、情報としては十分でしょう。
✓アプローチの距離感も作れる
意外(←失礼?)だったのが、アプローチの距離も合っている点です。
先ほど「飛距離は推定値」だとお話しました。
しかし、GST-5GLを置いて様々なアプローチショットを打ってみたところ、まあまあ正確な距離が出るのです。「まあまあ」と書きましたが、僕の中では「十分使えるレベル」です。
グリーンまわりに課題を感じている人は、この機械を練習のお供にすることで、アプローチの距離感がわかりにくい2階や3階打席でも、距離感を養う練習ができますよ。
✓パターは…正直言って微妙です(笑)
GST-5GLはパターも計測できるのですが、ちょっと使いにくいかもしれません。
というのも、家のパターマットで使ってみたのですが、実際には1.5mくらいしか転がっていないのに、測定値では2.5mなどと大きめの数値が表示されます。
たぶん速いグリーンでは合うと思うのですが、僕たちが通う「一般営業の遅いグリーン」では、ちょっと違うかなと。
参考程度に使用するならOKですが、あまり鵜呑みにするのはやめた方がいいと思います。
とはいえ、ドライバーからウェッジまでは正しい数値が測れるので、コスパ的には十分だと感じています。
GST-5GLの使い方
使い方は、次の3ステップ。
とてもシンプルです。
- 電源をON
- クラブを選択
- ボールから1クラブ後方に置く
「数値を計測するために、ゴルフクラブに何か貼り付けるのか?」と疑問を持つ方がいるかもしれません。
しかしご心配は不要でして、ただ機械を後ろに置くだけで、あとは勝手に数値を計測してくれます。
また、クラブを選択する以外は、一打ごとにボタンを押す手間もありません。
遠慮なくバンバン打ち続けて大丈夫です。
なお、機械には199回までショット履歴が残るので、後でまとめて振り返りができます。
本体のサイズ感
画像はライターと並べていますが、スマホよりやや小さいくらいのイメージです。
しかし、厚みがある(3cm程度)ので、ズボンのポケットに入れるのはしんどいかもしれません…。
とはいえ、キャディバッグのポケットには余裕で入るサイズなので、安心してもらって大丈夫です。
電池の持ちは?
メーカー公表値は、1日1時間の使用で約2週間です。
とはいえ、「本当にそんなに持つの?」と疑う人がいるかもしれません。
厳密に時間を測ったわけではありませんが、感覚的にはメーカー公表値に近いと感じています。
僕が使用するのは週に1回あるかないかで、電池交換は2~3ヶ月に1回くらいのペースだからです。
ちなみに、使用するのは単4電池が4本です。充電式ではありません。
GST-5GLの価格
販売する店舗によりますが、だいたい1万円弱(9,000円ちょっと)くらいの価格です(※2021年8月現在。価格は変動する場合があります。)
決して安いとは言えませんが、高額な弾道測定機にくらべると格安ですし、練習場でもラウンドでも持ち歩けるのが便利です。
レッスンに通わず独学で飛距離アップを狙うなら、かなりコスパは高いと思います。
各店舗の詳しい価格については、下記リンクからどうぞ。
ユピテルGST-5GLで自分史上最大の飛距離を手に入れよう
ユピテルのGST-5GLを使うことで、ヘッドスピードだけでなく、飛距離アップの鍵となるボールスピードやミート率を把握することができます。
現状の数値を把握しておくことで、「飛距離アップに何が足りないか?」が明確になります。飛距離アップに必要なのは、ヘッドスピードだけではないからです。
特に独学でゴルフに取り組んでいる方は、いつもの練習に取り入れると、効率よく飛距離アップに取り組めると思います。
僕が実際に使用して感じたメリットとデメリットをまとめます。
【メリット】 | 【デメリット】 |
計測器としては格安 | 価格は1万円弱 |
自分の「距離感」を作れる | パターの計測は△ |
操作が簡単 | 本体に厚みがある |
独学ゴルファーに最適 | 充電式ではない |
特に独学でゴルフの飛距離アップに取り組んでいる方にはおすすめしたいアイテムとなっています。
ユピテルのGST-5GLを使って、自分史上最大の飛距離を手に入れませんか?