ゴルフ初心者の方にとって一番難しいクラブは「ドライバー」でしょう。14本あるクラブの中でもっとも長く、「ボールにすら当たらない!」という方もいらっしゃるかもしれません。
今回はゴルフを始めて間もない方に向けて、どうすればドライバーを得意クラブに変えられるようになるのか?というお話と、後半でドライバーが上手く打てるようになるための練習方法をご紹介したいと思います。
ドライバーはどうして難しいクラブなのか?
ドライバーに多くある悩み
ドライバーがまったく当たらない・・・
ボールがどこに飛ぶかわからない
ドライバーを持つとダフってしまう
このような悩みを抱えていませんか?
私はゴルフを始めたのは今から10年ほど前ですが、やっぱりドライバーが一番苦手でした。打っても全然当たらないし、当たってもブーメランみたいなスライスになります。ボールがホーゼル(シャフトとヘッドのつなぎ目)に当たってしまい、折れて「ビューン」と飛んで行ったという恥ずかしい経験もあります(笑)。
ゴルフ初心者の方のドライバーに関する悩みで多いのは、「スライス」「空振り」「チョロ」「ダフリ」「飛ばない」といったキーワードでしょう。
ドライバーが難しいのはやっぱり「長さ」
ゴルフ初心者の方の中には、「アイアンは打てるようになったけどドライバーを持つとサッパリ」という方もいらっしゃると思います。アイアンはある程度真っ直ぐ打てるのに、ドライバーに持ち替えた瞬間に当たらなくなったりスライスするといった状態ですね。
ドライバーが難しい原因は「長さ」です。
ゴルフが難しいのは、一本一本のクラブの長さが違うこと。下を見てみると、アイアンとドライバーでは長さがかなり異なることがわかります。
長いクラブは「慣れ」と「使い方を知る」
長さに慣れる
ある程度ゴルフの経験を積むと、誰でもドライバーは打てるようになります。乱暴な言い方になってしまいますが、ドライバーの長さに慣れるしかありません。
人間というのは奥行きを把握したりする感覚が優れている生き物ですから、使っているうちに必ず慣れてくるものです。
ですので、「ボールに当たらない」「空振りする」といったところでつまづいている方は、とにかくドライバーを多く握って長さに慣れることが優先です。
ドライバーの使い方を知る
ドライバーの長さに慣れてボールに当たるようになってきても、ボールはスライスしたり飛ばなかったりします。ドライバーを打てるようになるための「第二段階」です。
詳しくは後日の記事で公開しますが、ドライバーが飛んで曲がらなくなる「第二段階」として、「ドライバーの使い方を知る」ことが必要になります。
ちなみにすでに100切りを達成している中級者ゴルファーの方でも、この「ドライバーの使い方」を知らない人が多くいるのが事実です。
今回は「初心者向け」という内容なので、具体的な「ドライバーの使い方」については後日公開します。
初心者向けドライバーの練習方法
ここから、ゴルフ初心者の方に向けてのドライバーの練習方法をお話したいと思います。
練習の目的は、ドライバーの長さに慣れてボールに当たるようになること、そしてドライバーの基礎の習得です。
この練習は、将来的にボールを遠くに飛ばしたりドライバーでドローボールを打つ技術にもつながりますので、ぜひ日々の練習にがんばって取り入れて下さいね。
ハーフスイングでボールを打つ練習
ドライバーでティーアップしたボールを、9時から3時の間(腰から腰)のハーフスイングで打つ練習です。
地味なようですが将来ドライバーが上手くなるためには欠かせない練習方法です。
以下のポイントに注意しながら練習を繰り返します。
- グリップエンドがずっとおへそを指しているように振る
- テークバック(9時)でシャフトがスタンスと平行
- フォロー(3時)でもシャフトがスタンスと平行
- ボールがどこに(どれだけ)飛んだかは気にしない
とりあえずこの点にだけ集中して、ボールを打ちましょう。
上記の最初の3点は、ドライバーだけでなくすべてのクラブに通じる基礎的な動きです。中級レベルのゴルファーでも出来ていない人が大半です。
初心者のうちにしっかりと身に付けておくことで、レベルアップのスピードが格段に速くなります。
スマホを後方において、シャフトがスタンス(飛球線)と平行になっているかを常に確認をしながら練習をすると効果的です。
ゴムティーを打つ練習
ボールを打たなくてもドライバーの基礎は身に付きます。
ドライバーでゴムティーだけを打ちます。これは練習場でも自宅の庭でもできる練習です
ゴムティーだけを打つ練習で、ドライバーの長さに慣れることができます。
また、ボールがどこに飛んだかを気にする必要がないので正しいスイングが身に付きやすくなります。ボールを打たない素振りの方が、キレイなスイング作りに役立ちますよ♪