得意先のゴルフコンペに呼ばれたけど、ゴルフのマナーや服装はどうすればいいの?という方の疑問にこの記事ではお答えします。
<<この記事でお話すること>>
- ゴルフコンペで守るべきマナー
- ゴルフコンペに出るときの服装
ゴルフコンペで守るべきマナー
早めの行動を心掛ける
早めの行動はゴルフコンペだけでなく、社会人としての心構えにも共通するマナーです。
ゴルフコンペの出欠を求める案内状には、できるだけ早く回答をしてあげるようにします。幹事は早く参加人数を確定したいからです。もしも仕事や家庭の都合でゴルフコンペの誘いを断るのであれば、なおさら早めに回答してあげることが大切です。
ゴルフコンペの開催要項には必ず「集合時間」が書いてあります。集合時間はスタートの1~1.5時間前に設定するのが通常ですが、「スタートに間に合えばよい」と考えるのはNG。幹事は段取りなどの理由があって集合時間を設定しているのですから、その時間は厳守するのが最低限のマナーです。
ちなみにゴルフは基本的にスタートの1時間前にはゴルフ場に到着しているのが一般常識です。
大声でしゃべらない
楽しくなると、ついつい大きな声ではしゃいでしまいがちですが注意が必要です。
ゴルフは自分たちの組だけでなく、前後の組にも気を払わなくてはいけません。これから打とうと集中しているときに、後ろの組の人が大声でぺちゃくちゃしゃべっていたら、どう思うでしょう。きっと迷惑になります。
前後の組だけでなく、同じ組でまわる「同伴競技者」にとっても、気持ちがいいものではありません。
ラウンド中のスマホ・携帯での通話は控える
仕事関係のゴルフコンペでは、ラウンド中に仕事の電話がかかってくることがよくあります。
まれに電話がかかってくるたびに「もしもし」とプレー中に電話を取る人がいますが、やはりいい気分はしないものです。
ゴルフのラウンド中に着信音が鳴るのも迷惑なので、マナーモードにして音が鳴らないように配慮し、電話は休憩中やラウンド後に折り返し対応をするようにしましょう。
スロープレーは避ける
ゴルフはには「プレーファスト」という精神があり、プレーのスピードが遅いことをもっともマナー違反ととらえる風習があります。
プレースピードを速くするコツとしては、
- ゴルフクラブを3~4本持ってボールの所に向かう
- カートに乗る時、バッグに片付けずに手に持ったまま乗る
- カートはなるべく前に送る
- 打ったボールがどこに落ちたかをちゃんと見ておく
- 歩くときはテンポよく
- 何度も何度も素振りをしない
- 構えたら5秒以内に打つ
などがあります。
ティーインググラウンドでのマナー
各ホールの最初に打つ「ティーインググラウンド」では、いくつか守らなければいけないマナーがあります。
ティーインググラウンドには、打つ人以外立ち入らないのが基本のマナーです。
また、打つ人の視界に入る場所に立たないこと。打つ人の斜め後ろに立つようにし、飛球線の真後ろや斜め前、正面には立たないようにしましょう。
もちろん、打つときはお静かに。
グリーン上でのマナー
パッティングを行うグリーン上のマナーです。
まず、相手の「ライン」を踏まないこと。ラインというのはカップとボールを結ぶ線とその延長線上のこと。踏んでしまうと芝目が変わったりデコボコになってしまうというのがその理由です。
グリーンは傷みやすいため、絶対に走ったり足を引きずってはいけません。
「ピッチマーク」というボールが着弾したときにできた穴も、グリーンフォークで補修することを忘れないようにしましょう。
バンカーでのマナー
コースのいたるところにある砂地を「バンカー」といいますが、バンカーに立ち入ったら備え付けのレーキで砂をならすのが基本のマナーです。
自分だけでなく、もしも同伴競技者がプレーに手こずっているようであれば、「やっておきますよ」と一声かけて、代わりに砂をならしてあげるのもマナー&プレーファストの点から勧められます。
常に同伴競技者に気を配る
ゴルフにはいろいろなマナーがありますが、基本的に「ゴルフは一人でやっているわけではない」ということを念頭に入れておくと、それぞれのマナーの意味が理解できてきます。
例えばグリーンに上がるときカートに他の同伴競技者のパターが残っていれば持って行ってあげたり、バンカーで手間取っている人がいれば代わりにレーキでならしてあげたりするのも、いい心遣いです。
「自分がボールを打ったら、はいおしまい」ではなく、他人の打ったボールもしっかりと見ておくことも重要です。もしもボールが見つからなくても、一緒に探してあげることも大切です。
服装に関するマナー
来場時・パーティ時
ゴルフ場のクラブハウスへの入場は、ジャケット着用が基本です。ゴルフ場への来場やパーティ時は、1枚ジャケットを羽織っておきましょう。
中はワイシャツやポロシャツなど襟付きのものを着用し、パンツはスラックスやチノパンがいいでしょう。
靴は革靴やカジュアルなシューズで。スニーカーは議論が分かれるところですが、あまり注意されることはありません。履いているパンツと調和が取れているようであれば大丈夫だと思います。
ラウンド時
ラウンド時は、ゴルフ用のウェアが基本です。襟付きのシャツを着用し、パンツはゴルフ用のパンツやチノパンを履き、必ずシャツを中に入れてベルトを締めます。夏場であれば、短パンの着用もOKです。
サンダルや草履でのプレーは厳禁。必ずゴルフ用のシューズを履きます。
帽子の着用は自由ですが、打球事故の際に頭を保護したり熱中症予防の観点からかぶっておくことが理想です。
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