ショートアイアンでシャンクする4つの理由と防止方法

ショートアイアンでグリーンを狙うショットでシャンクが出てしまうという声を多く聞きます。グリーンに乗せられればパーやバーディが狙えるだけに、痛いミスです。

ショートアイアンでシャンクが出てしまうのには理由があります。それにはメンタル的なものだけでなく「ゴルフクラブの構造」も関係します。

シャンクの仕組み

シャンクはどのようにして起こるのでしょうか？

シャンクはアイアン特有のミスショットで、アイアンのホーゼル部分に当たってしまうことにより起こります。

なぜホーゼル部分に当たってしまうかというと、そこにはゴルフクラブ特有の構造に原因があります。ゴルフクラブはシャフトに対して右側が重たく、何も対処をしなければフェースが開く方向に回転する力が働いています。

一度右に回転してしまったゴルフクラブを元に戻すのは大変で、手を思い切り返さないとフェースが開いたままインパクトを迎えます。ホーゼル側からボールに向かっていくので、必然的にシャンクが起こりやすくなります。

ショートアイアンとは9番や8番アイアンといった、比較的短いアイアンを指します。主にグリーンを狙う際に使い、使用頻度が高いクラブです。

ある意味使い慣れているショートアイアンで、急にシャンクが出てしまうとショックが大きいですね。普段練習でシャンクなんてしないのに、なぜかコースに来るとシャンクが出てしまう。

ショートアイアンでシャンクが出てしまう人は意外と多いです。

それにはアイアンの構造上の問題と、メンタル的な要素が絡んでいます。

ショートアイアンに限らずゴルフクラブはシャフトを軸にして右側が重たい構造になっています。

テークバックで何も対処をしないと、いつまでも右回転をしてクラブが寝てフェースが開いてしまいます。

ショートアイアンでシャンクが出てしまうという人は、テークバックの段階でシャフトが右に回転し、フェースが開いている可能性があります。

ショートアイアンは比較的短い距離を狙うクラブです。そのためスイングが緩みやすいという面もあります。

スイングが緩んでしまうと適正なフェースターンが行なわれないため、フェースが開いたままシャンクを引き起こしてしまう危険があります。

ショートアイアンを使うショットはグリーンやピンを狙うため、ボールよりも早く頭を上げてしまいがち。頭を早く上げてしまうと右肩が下がり、クラブが寝てしまいます。

クラブが寝るとフェースが開いてしまうのでシャンクが起こります。

また、9番や8番といった使い慣れたショートアイアンのため、油断して早めに頭を上げてしまうのもひとつの要因です。

ショートアイアンはボールが高く上がるクラブです。

しかしショートアイアンで自分からボールを上げにいくと、あおり打ちになりシャンクが起きやすくなります。

あおり打ちは右肩が大きく下がるので、クラブが寝てシャンクする確率が高くなります。

アイアンが右回転しないように、反対の左回転をさせるようにテークバックをするとシャンクの防止となるフェースの開きを防止することができます。

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フォロースルーではウェッジのトゥー側が12時を向くようにしっかりフェースターンします。

短い距離であろうとインパクトの緩みは厳禁です。インパクトを緩めるとフェースターンが正しく行われないため、シャンクだけでなくダフリなど様々なミスを誘発します。

緩みを防止するためにはコンパクトなテークバックが有効です。小さなテークバックから大きめのフォロースルーを取ることで、ショートアイアンでの緩みはなくなるでしょう。

また、インパクトエリアをしっかり振ろうという意識は、ヘッドアップ防止にもつながります。

ショートアイアンは自然と高く上がるクラブですので、自分からボールを上げにいく必要はまったくありません。

ショートアイアンでは低いライナー性のボールをイメージして打つと、シャンクを防ぐことができます。特に打ち上げの砲台グリーンでは目線が上がりやすく、あおり打ちになりやすいので注意しましょう。

目線は自分の目の高さ以上には上げないことが、低いボールを打つイメージには最適です。

今日覚えたことを、早速ゴルフ場で試してみましょう。

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ではでは。

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