こんにちは。たけちんゴルフです。
5月に入り、30度近い気温の日もあり、だんだんと半袖でゴルフが楽しめる時期になってきました。
気温が上がってくるとボールが飛ぶようにもなってくるので、ますますゴルフが楽しくなってきますね。
今回は、最近個人的にかなり意識をして取り組んでいる「手首を柔らかく使う」というテーマについてのお話です。
遠くにボールを飛ばしたかったり、ハンドファーストインパクトを意識すると、ついついガチガチに固まってしまう、手首。
でもやっぱり手首は柔らかく使った方が、飛ぶ&曲がらないのだと実感しています。
ゴルフは手首を柔らかく使ったほうが、飛ぶし曲がらない
理由として、次の2点が挙げられます。
- リストターンしやすい(→飛ぶ)
- クラブヘッドの動きを妨げない(→曲がらない)
①リストターンしやすい
僕たちアマチュアゴルファーとプロゴルファーの大きな違いのひとつに「きちんとフェースターンが出来ているか?」があるそうです。
プロゴルファーがあれほど遠くにボールを飛ばせるのは、ヘッドスピードはもちろんですが、ちゃんとフェースを返せているからという前提があります。
インパクトでフェースがしっかり返れば、ロフトが立ってフェース面も閉じ、ボールに効率的なエネルギーを与えることができます。
反対に僕たちアマチュアの多くはフェースターンが不足しているために、フェースが開きっぱなしになってロフトが増えて飛ばないのだそうです。
ボールを真っすぐ飛ばしたい意識が強く、思い切りリストターンするのに抵抗感があるのかもしれませんね。
最初はとても勇気がいるかもしれませんが、飛距離を伸ばしたいなら、フェースターンは必須。
そのためには手首は柔らかく使ったほうが、圧倒的にフェースを返しやすいです。
②クラブヘッドの動きを妨げない
思った以上に飛ばなかったりボールが変な方向に曲がったりする原因として、クラブヘッドの自然な動きをプレーヤーが妨げてしまっているという点があります。
試しに指先でグリップをつまんで、目の前でクラブを振り子のようにブランブランさせてみましょう。
すると、フォローに向かってフェースが閉じていくのがわかると思います。
この振り子のようにクラブが動けば、番手通りの飛距離が出て、大きく曲がることはないのですが…。
それでも飛距離が出なかったり曲がってしまうのは、やっぱりクラブヘッドの自然な動きを自分で邪魔してしまっているのだと思います。
「曲げたくない」「飛ばしたい」という気持ちや、「ハンドファーストに打たなければ」という技術的な側面から、つい手首を固めてしまいがちなのですが、それがクラブの自然な動きを止めてしまっている可能性があります。
力まずに振ったらいつもより飛んだとか、前半のスコアがボロボロだったから後半適当にプレーしたら30台(ハーフベスト)が出た、なんて経験があると思います。
意外かもしれませんが、グリップをゆる~く握って手首を柔らかく使った方が、案外ボールは真っすぐ飛ぶものですよ。
手首を柔らかく使うには、ゆるゆるグリップから
手首を柔らかく使うには。兎にも角にもグリップ圧を緩めることだと思います。
「小鳥を握るように」とか「小さな子供の手をやさしく握るように」など、さまざまな表現がされますが、それくらいの力加減でグリップしておくと、体を回転させれば勝手にフェースが適度なターンをしてくれます。
今いろいろ世間を騒がせている(?)グレッグ・ノーマンが、とあるメジャー大会の最終日の前に先輩のジャック・ニクラウスから「グリップを緩く握ることだけを考えてプレーしなさい」というアドバイスを受け、見事優勝を果たしたというエピソードがあります。
ノーマンは最終日に崩れて優勝を逃すことが多く、ニクラウスはその原因としてプレッシャーからグリップを握る力が強くなりすぎていることに気が付いたんですね。
このお話は、僕たちアマチュアゴルファーにとって、とても参考になるものだと思います。
技術的な面は脇に置いておいて、ラウンドでは「グリップを緩く握って手首を柔らかく」だけをテーマにプレーしてみてはいかがでしょう?