打ちっぱなしに毎週通っているのになかなかゴルフが上達しないと悩んでいませんか?
こんにちは、たけちんです。
今日のテーマは「打ちっぱなしでどんな練習をすればゴルフが上達するのか?」についてです。
仕事もラウンドもない週末には、決まって打ちっぱなしに通っているという方は多いと思います。
僕もその一人で、独身の頃は自宅にいるより長い時間打ちっぱなし練習場にいたような気がします(笑)。
だけど肝心のスコアはというと…100を切ったり切れなかったり。
どうして一生懸命に練習しているのに、なかなか上達しないのでしょうか。
打ちっぱなしに何度通ってもゴルフが上達しないワケ
今あなたは「打ちっぱなし練習場に毎週通っているのに、全然ゴルフが上達しない」と悩んでいます。
打ちっぱなしでは良い球が打てるのに、コースに出ると思ったようにならない。先週は上手く打てたのに、今週はシャンクやダフリばかり…。
なぜ多くの時間とお金を費やしているのに、ゴルフが上達しないのか?
実は僕自身も、上記の悩みに長年苦しんできました。
僕もあなたと同じく、仕事が休みの日には熱心に打ちっぱなし練習場へと足を運び、毎回2~300球ほどのボールを打ち続けました。
しかしスコアの方といえば、100を切ったり切れなかったりをウロチョロ。一体何がいけなかったのでしょう?
その後僕なりに分析してみたところ、次の2つが欠けていることに気が付きました。
- テーマ
- 継続性
それぞれ簡単に解説したいと思います。
ゴルフ上達には「テーマ」が不可欠
ひとつめは「練習テーマの欠如」です。
つまり、昔の僕は打ちっぱなしに行ってボールを打つだけで「練習した気」になっていたということです。
肝心の内容はと言うと、ボールを綺麗に飛ばすこと、前回より遠くへ飛ばすことに重きを置いたもの。
結果が良ければ喜び、悪ければ落ち込むという、まさに自己満足レベルMAX。これではとても「練習」とは呼べませんよね?だけど当時の僕はそのことに全然気づきませんでした。
ゴルフを上達する上で「練習テーマ」は必要だと思います。
もちろん「真っすぐ飛ばす」とか「遠くに飛ばす」もテーマかもですけど、ちょっと漠然としすぎですよね。「(何となく)将来のために英語の勉強をしよう(いつか役に立つでしょ?)」みたいに聞こえます。
そうではなくて、もっと具体的なテーマです。
例えばスイングの型なら、「前傾角を崩さない」とか「テークバックをインに引かない」など。ショットの内容であれば「50ヤード先のグリーンに100球乗せる」とか「ドライバーで50球連続フックを打つ」みたいな。
このように練習テーマを自分なりに決めて、一つずつ潰していくことが、ゴルフ上達において欠かせないのではと思います。
ゴルフ上達には「継続性」が大事
練習のテーマがあるということは、すなわちそれは「自分の弱点」とか「出来ていないこと」と同義です。
それを克服するには相応の時間が必要で、2つめの「継続性」が大事になってきます。
再び英語を例に出すと、毎日繰り返し英語を聞いたり話したりすることで、徐々に身についていきます。ダイエットも継続することでようやく成果が表れます。
ゴルフの上達も同じで、テーマを決めたらそれをやり続ける継続性が大事です。途中で辞めても身につきませんし、それまでの努力が水泡に帰す可能性が高くなります。
そしてそのテーマがゴルフの基本となる「型」に沿っているほど、上達はより早くなります。
ゴルフ上達には「型」が大事
プロゴルファーは正確に、そして遠くへボールを飛ばします。
ダイナミックかつ滑らかなスイングには感嘆するばかりですが、その裏には完成された「型」の存在があります。
型とは、スイングの基礎となる部分のこと。基礎のおかげでビルが崩れないのと同じように、彼らはスイングの型ができあがっているからこそ、あれだけ速いスイングをしても狙った場所へとボールを運ぶことができるのです。
ではゴルフにおける「型」とは何か?
それがグリップであり、アドレスであり、ビジネスゾーンであったりします(他にもたくさんあります)。
江戸時代の剣豪宮本武蔵も、彼の著書「五輪書」において「太刀のとりやうは、大指ひとさしを受ける心にもち、たけ高指しめずゆるまず…(水之巻)」などと、型の大切さを多く語っています。
打ちっぱなしでは単にボールを打つのではなく、基本となる「型」を常に意識することで、上達が早くなっていくのだと思います。
ちなみに僕が参考にさせていただいているのは、井戸木鴻樹プロ。
プロの中でも「曲げない」と評判の井戸木プロのスイングをいつもDVDでチェックしています。
YouTubeやSNSなどにプロのスイング動画は山ほどありますから、お好きなプロのスイングをじっくりと観察して「型」を真似てみることが上達への一番の近道だと考えています。
打ちっぱなしで上達するには何球打てばいい?
「ゴルフを上達するには、ボールを何球打てばいいか?」という問いがあります。
僕は個人的に、上達は「型作りのために何球打つか?」に比例すると思っています。
先述した通り、まるで無意識にパチンコ玉を弾くかのごとくボールを打っても、身になることは少ないと思います。
例えばスイングの要であるビジネスゾーンに難があるなら、腰から腰までのハーフショットを何球集中して打てるかが鍵です。
とはいえ打ちっぱなしに行って、型作りのためのハーフスイングだけで終わらせるのは勿体ないと感じるかもしれません。
スイングの型作りは、打ちっぱなしに行かなくても自宅でできます。4.5~6畳程度のスペースがあれば可能です。
ちなみに僕は、室内でも安全な柔らかいHIYOKOボールを買って、ピッチングウェッジで毎日ハーフショットの練習を繰り返しています。
これなら何球打っても「無料」ですからね。
あとは鏡の前でアドレスのチェックをしたり、テレビを見ながらグリップの握り方を覚えたり。
自宅でも、工夫次第で上達のアイデアはたくさんあります。
打ちっぱなしでラウンドを想定した練習も上達に役立つ
考え方によっては、スイングの型作りは自宅メインで行い、打ちっぱなしでは本番のラウンドを想定した練習をするのも手です。
僕はこの形に近く、打ちっぱなしで打つ球数はせいぜい100球程度で済むので、経済的にも助かってます。
やり方はシンプルで、打ちっぱなしで本番を想定した「ラウンド」を行います。
打席に立った一球目は、1番ホールのティーインググラウンドです。打つべき方向を定め、いつものルーティンを行い、アドレスを取り、打ちます。そして飛んだ方向が2打目地点です。左のラフ方向に飛んだのなら、左のラフを想定したショットを打ちます。
これで18ホールまで「ラウンド」するのですが、いつもの打ちっぱなしとは違って緊張感が生まれるのでおすすめですよ。
いつもなら簡単に打てているのが打てなくなるので、自分のショット力がよくわかります。
そこで出来なかったことや弱点が見つかったら、練習のテーマにフィードバックする。
この繰り返しで、ゴルフは一歩ずつ確実に上達していくのだと思います。