フェアウェイウッドでトップやダフリが頻発したり振り、ドライバーに比べて振り心地が悪かったりする場合は、重さが適正でない可能性があります。
確かにフェアウェイウッドはドライバーの次に長いクラブで、芝の上から直接打つために、もっとも難しいゴルフクラブのひとつであることに間違いはありません。
とはいえ、他のクラブに比べて明らかに当たらない場合には、ちょっと重さに意識を向けるだけでミート率が格段にアップする可能性があります。
この記事では「フェアウェイウッドの重さ」にテーマを当てて、次の内容に沿ってお話を進めます。
- フェアウェイウッドの重さの選び方
- 自分のフェアウェイウッドの重さは何g?
- フェアウェイウッドの重さ調整方法
せっかく購入したフェアウェイウッドを使わないまま放置するのは非常にもったいないですよね。
自分に合った重さのフェアウェイウッドを選んだり、ご自身のフェアウェイウッドを調整することで、「使える武器」に変えてみませんか?
フェアウェイウッドの重さの選び方
ゴルフクラブは階段状に「短くなるほど重くする」のが鉄則です。
これは番手間で長さが変わっても、振り心地が変わらないようにするためです。
しかし上記に反して、例えばフェアウェイウッドがドライバーよりも軽い場合、トップしたりタイミングが合わなかったりしてミスショットが出やすくなってしまいます。
フェアウェイウッドの重さの選び方は、ドライバーを基準にするとわかりやすいです。
基準は下記の通り。
- 3番ウッド:ドライバー+5~10g
- 5番ウッド:ドライバー+15g
- 7番ウッド:ドライバー+20g
だいたい上記の重さであれば、適正です。
とはいえ、そもそもドライバーが軽すぎたり重すぎたりする場合には、ドライバーの重量から見直さなければいけません。
自分のフェアウェイウッドの重さは何g?
スコアアップを目指すなら、ご自身の使っているゴルフクラブの重量をすべて把握しておくことが大切です。
ドライバーからウェッジまで、徐々に重量が上がっていればOKです。
しかし重さに「デコボコ」がある場合には、クラブを変えるか調整するかをしなければいけません。理由は先述のとおりで、振り心地やスイングテンポが変わってトップやダフリ、チョロなどのミスの原因になるからです。
ゴルフクラブはせいぜい300~400gほど。料理用のはかりで十分重さを測れますので、ぜひ1本ずつチェックしてみてください。
フェアウェイウッドの重さ調整方法
先日、中古ショップでドライバーとフェアウェイウッドを買いました。ドライバーはPINGのG410 PLUS。フェアウェイウッドは、飛びとつかまりを重視したブリジストンのTOURB JGR(5W・ロフト18度)です。
中古クラブを購入する際にありがちなのが、ドライバーよりフェアウェイウッドの重量が軽い(または同じ)というケースです。
今回購入したドライバーとフェアウェイウッドについても、ドライバーのシャフトは60g台なのに対して、フェアウェイウッドは50g台という「逆転現象」が起きています。
全体の総重量を測ると下記の結果でした。
- ドライバー:312g
- フェアウェイウッド(5W)314g
5番ウッドの適正重量は「ドライバー+15g前後」なので、少なくともあと10gは重さが欲しいところです。
もちろん「リシャフト(シャフト交換)」をして重さを調整する方法が王道ですが、かなり高額になってしまいます(数万円)。これなら新品のクラブを買った方がお得かもしれませんね。
このような場合におすすめなのが、シャフトに鉛を貼る調整方法です。
ヘッドに重りを貼るとバランスや重点位置が変わって振り心地が変わってしまいますが、グリップのすぐ下に貼れば、バランスを変えることなく重さ調整ができます。
今あなたがお持ちのフェアウェイウッドが軽すぎる場合には、シャフトに鉛を貼ることで簡単・格安に重さ調整ができるので、試してみてください。