バンカーは練習する場所がないから、苦手なまま。確かに、打ちっ放し練習場にバンカーがあるところは少ないですし、「バンカーはぶっつけ本番」という方も少なくありません。しかし、それではいつまでたってもバンカーが上達することは難しいですね。
工夫次第で室内でもバンカー練習ができる!
バンカーがなくても、工夫次第では室内でバンカー練習をすることは可能です。私は室内でよくアプローチの練習をしますが、バンカーの練習も同時に室内で行います。
今からご紹介する練習器具を揃えれば、あなたも「バンカー名人」になれる・・・かもしれませんよ!
用意するのはこの3つ!
私が室内でのバンカー練習に使用しているのは、スポンジボールと練習用の人工芝マット、そしてガムテープ(布テープ)です。
室内とはいえボールを捌く感覚を養うためには、やはりボールは使った方が効果的なのは確かです。しかし、室内で本球を使えば間違いなく壁や天井が穴だらけになります(そのため、わが家ではすでにパター以外の本球使用は禁止になっております(笑))。スポンジボールはどれだけ強く打っても室内を傷つける心配はありません。
人工芝マットはあったほうが今後のためにも役立ちます。カーペットの上でもできますが、打った瞬間にズレて危険なのでやめたほうが無難です。バンカーショットの場合手前からダフらせるので、カーペットが剥げて怒られるかもしれません。
インターネット等で安く購入でき、バンカー練習以外でも活用できるので、この機会に購入しておくのもアリです。
そして今回の練習にもっとも重要な役割を果たすのが、布テープです。
練習方法
人工芝マットの上に、布テープを飛球線と平行に貼ります。そしてその上にスポンジ製のボールを置きます。これをサンドウェッジで打つのです。
バンカーショットのセオリーに、「1000円札と同じくらいの大きさの砂を取れ」というものがあります。ボールと一緒に1000円札くらいの長さの砂を一緒に飛ばせという、昔からの教えです。
バンカーショットは、ボールの手前数センチに正確にヘッドを入れる技術が必要です。つまり「わざと手前からダフる技術」です。
ところが、普段から「ダフる練習」をしていないと、ボールがあるとどうしてもボールを打ちにいこうとしてクリーンヒットしてバンカーから出なかったりホームランになったりします。
この布テープを使った練習で、ボール手前数センチに確実にヘッドを入れ、薄く砂を取る技術が身に付きます。
この練習では、布テープごとボールを飛ばす練習をします。打った後に布テープが剥がれてボールが高く上がれば成功です。反対に、テープが剥がれずにボールだけ飛んで行けば、クリーンヒットということになります。
また、この練習はバンカーだけでなく「ロブショット」の練習にもなります。
布テープは何度か繰り返し使用することができてリーズナブルです。家の近くにバンカー練習場がないという方は、ぜひこの練習方法を試してみて下さいね!