月一ゴルファーの方にとって、安定して100切りのスコアを出すことは、とても難しいことに感じるかもしれません。
ゴルフは一般的に、たくさん練習して、数多くのラウンドをこなさなければ、良いスコアが出せないと言われているからです。
とはいえ、サラリーマンの方や家庭がある方にとっては、練習やラウンドに使える時間やお金が限られているケースが多いでしょう。
だけど、せっかくの月一ゴルフですから、できる限り良いスコアで回りたいですよね?
そこで今回は、月一ゴルファーでも安定して100切りができる考え方や具体的な方法を紹介。
次の流れでお話を進めます。
- 月一ゴルファーが100切りするための「3つの約束」
- 少ない練習量でも100切りを可能にするには?【質を高める】
仕事も家庭も両立しつつ、効率的にスコアアップできるヒントを公開します。
月一ゴルファーが100切りするための「3つの約束」
ゴルフで良いスコアを出すためには、闇雲にボールを飛ばすだけではダメだということを、あなたも十分に理解していることでしょう。
100切りという目標を達成するには、戦略が必要なのです。
では「安定して100切りを達成するための戦略とは、一体どのような内容か?」というのが、次の3つの約束事です。
- トラブルを避ける
- ボギーオンに徹する
- 7割でOK
上記3つの約束事を、ラウンド中に守ることさえできれば、月一ゴルファーの方でも100切りは簡単です。
100切りどころか、その先には90切りや80切りすら見えてきます。
それぞれ解説します。
①トラブルを避ける
3つの約束の中で最重要項目が、「トラブルを避ける」です。
どういうことかと言うと、OBや池、バンカーなど、ゴルフ場にあるトラブルをすべて避けましょう、ということです。
100以上のスコアを打つ人は、実際に100打以上ボールを打っているわけではありません。
多くの場合、OBや池に打ち込み、ペナルティで損をしているケースがほとんどです。つまり、打たなくてもいい一打が多すぎるということです。
「そんなこと、言われなくてもわかっている」と思うかもしれません。
でも、いざラウンドになると、なぜか多くのゴルファーがその事実を忘れてしまうようです。
②ボギーオンに徹する
「ボギーオン」とは、各ホールの規定打数よりも一打少ない打数でグリーンに乗せることです。
「?」という方がいるかもしれないので、簡単に説明すると、パー3なら2打、パー4なら3打でグリーンに乗せることです。
では、パー5でのボギーオンは何打でしょう?答えは、もう大丈夫ですね。
ボギーオン狙いは100切りを達成するのに最も効果的な戦略のひとつです。
なぜなら、すべてのホールでボギーオンに成功し、すべて2パットでホールアウトしたと仮定すると、トータルスコアが90になるからです。もしも半分のホールで3パットしたとしても、99です。
ゴルフは「パーオンが基本」と思っているかもしれません。
しかし、パーオン狙いは100切りにはおすすめしません。なぜかと言うと、パーオンは成功率が低いだけでなく、下手に狙うことでボギーオンすら危うくなってしまうからです。
パーオンは難しいですが、ボギーオンなら…何とかできそうな気がしませんか?
③7割でOK
上記の「トラブルを避ける」「ボギーオンに徹する」に共通するのは、無理に飛ばなくてもいいということです。
たとえば、350ヤードくらいのパー4でボギーオンさせるために、わざわざ250ヤードも飛ばす必要はありません。何なら150ヤードでも十分です。
ドライバーを握るなとは言いませんが、「ボギーオンでOK」と思えば、OBや池のリスクを冒してまで飛ばさなくても大丈夫。
7割でOKというのは、それくらいの力加減で十分ということです。
参照 簡単にスコアアップできる5つのコツ【効果のある練習方法も公開】
少ない練習量でも100切りを可能にするには?
とはいえ、「仕事や家族との時間で練習する時間があまり取れない」という方もいるかもしれません。
いくら「トラブルを避けましょう」「ボギーオン狙いにしましょう」といっても、そのための練習は必要だからです。
100切りに必要な練習量【練習量を目標にすると失敗します】の中で、練習は「量より質である」ことを書きました。
なかなか練習する時間が取れないという方は、ぜひ練習の質を追い求めて欲しいと思います。
では、質の高い練習とはどういったものなのでしょうか?
それは決して、ボールを真っ直ぐ打ったり、遠くに飛ばしたりするものではありません。
実践に則した練習こそ、質の高い練習です。
たとえば、右がOBのホールを想定したなら、絶対に左に飛ぶフックボールを打つ。
絶対にダフリたくない場面なら、あえてトップを打つ。
7番アイアンで、わざと転がしてみる。
ナイスショットは必要ありませんので、「トラブルを避ける」「ボギーオンに徹する」「7割でOK」に沿うような練習を行うといいでしょう。