【おすすめ度】
この記事では「次のラウンドから結果が出るパッティングの新しい教科書」をレビューやおすすめポイント、口コミ情報などを紹介しています。
✓この本がおすすめのゴルファー
- 3パットが多く苦手意識を持っている方
- 技術だけでなくグリーンの読み方も知りたい方
- とにかくスコアアップしたい方
パッティングは「スコアの4割を占める」と言われるほど、スコアメイクに欠かせない要素です。
しかし、パッティングに関する本はどちらかといえば技術面が中心で、グリーンの読み方についてはあまり多く語られることはありませんでした。
この本では技術面だけでなく「リーディング(読み)」の部分もしっかりとカバーした、貴重なパッティング教本になっています。
「どうすればパターが入る(寄る)ようになるかわからない…」と悩む方にとっては、大きな助けになる一冊になるでしょう。
では、実際に読んでみた感想やおすすめポイントなどを、ネタバレしない範囲で書いていきたいと思います!
「次のラウンドから結果が出るパッティングの教科書」の内容
この本を読んだ後のあなたは、パットが上手い人たちが自分とは違う、どんなことをしていて、それが何を意味するのかがわかるようになるはずです。それがわかれば、あなたは今より確実にパッティングスキルが上がるでしょう。
引用元:次のラウンドから結果が出るパッティングの新しい教科書 p.5
「次のラウンドから結果が出るパッティングの新しい教科書」は、かつて片山晋呉プロのコーチを務めていたことで知られる小野寺誠さんによるパッティング教本です。
文庫本くらいのサイズで、全部で172ページ。
小さめサイズなので、通勤カバンに入れて電車で読むのに最適ですね!
「次のラウンドから結果が出るパッティングの新しい教科書」は、プロローグを含めて全6章で構成されています。
- 【プロローグ】パッティングが上手くなるのに絶対に必要なこと
- 【第1章】アドレス&ストローク
- 【第2章】タッチ
- 【第3章】リーディング
- 【第4章】1mに強くなる
- 【第5章】パター選びと実戦の心得
【プロローグ】パッティング上達の「大前提」
はじめの【プロローグ】では、これからパッティングが上達するための「大前提」が解説されます。
パッティングはよく「経験が大切」と言われますよね?
とはいえ、単にラウンド数を増やしても経験の仕方が間違っていれば意味がないと筆者は言います。
とはいえ、ただ単にたくさんラウンドすればパッティングが上手くなれるのかというと、そんなことはありません。10年以上の経験があるのに、なかなか上手くなれないと悩んでいる……。そんな人がみなさんの周りにもたくさんいるはずです。つまり、漫然とラウンド数を増やすだけでは、パッティングは決して上手くなりません。
引用元:次のラウンドから結果が出るパッティングの新しい教科書 p.14
ラウンドでは「今日はパターがよく入ったな」とか、反対に「今日は40パットも叩いちゃったよ」という日があると思います。
でも、調子が良かったり悪かったりしたときの「原因(理由)」は、意外と曖昧になっていることが多いかもしれません。
反対にプロや上級者は、「どうして入らなかったのか?」を追求します。
打ち方の問題なのか?それともリーディング(グリーンの読み)が悪かったのか?が明確じゃないと、せっかくの経験も活かされませんし、上達にもつながらないということです。
【プロローグ】ではこのこと以外にも、この本を読み進めて「パッティング達人」になるために必要な前提事項が書かれています。
【1~2章】技術面に関する内容
【第1~2章】では、アドレスやグリップ、具体的なストロークの方法など、パッティングの技術面が解説されます。
「パッティングに型なし」と言われますが、パターの構え方や打ち方は「十人十色」です。
とはいえ、数多くあるグリップや打ち方にどのようなメリット・デメリットがあるかは、意外と知られていないかもしれません。
たとえば、多くのプロが採用している「クロスハンドグリップ」は、長所ばかりじゃなくて短所もあります。「プロがやっているから良いハズだ」ではないということですね。
パッティングの精度を上げるためには、グリップや打ち方毎にあるメリット・デメリットを知ることが大切です。
他のパッティング教本ではあまりこれらの違いを具体的に解説しているものは少ないですが、「次のラウンドから結果が出るパッティングの新しい教科書」では細かに解説されていますので、「今のグリップ(打ち方)のままでいいのかな?」と悩んでいる方には、とても参考になると思います。
【第3章】グリーン・ラインの読み方
僕は個人的に、この【第3章リーディング】が一番の読みどころだと考えています。
冒頭でもお伝えしたとおり、「プロや上級者がグリーンやラインをどのように読んでいるか?」については、これまであまり多く語られてきませんでした。
そもそも、どうやってリーディングをすればいいのかがわからなければ、上達のしようがないですよね?サラリーマンでラウンドの回数が少ない方なら尚更だと思います。
「次のラウンドから結果が出るパッティングの新しい教科書」では、これらのノウハウが惜しげもなく解説されています。
1mを真っ直ぐ打てる技術があっても、そもそも読み方を知らなければ入りません。
この章を読めば、次のラウンドから自信を持ってパッティングに望めるようになりますよ!
【4章】1mに自信をつける方法
著者である小野寺プロは、1mに自信が持てるようになるとあらゆる距離が得意になる、と述べています。
【4章】では、1メートル先の狙った方向へ打ち出すための方法や効果的なドリルを公開しています。
1mであれば、自宅のパターマットでも実戦できますね。
【5章】パターの選び方・実戦での心構え
最終章である【5章】では、アマチュアゴルファーが悩みがちなパターの選び方や、実際のラウンドでの心構えを解説しています。
パターにはヘッド形状のほかにも、グリップの太さやシャフトの種類・長さなど、さまざまな種類や組み合わせがありますよね。
距離感が合わなかったりショートパットを外しまくったりすると、パターの買い替えを検討するかもしれませんが、そもそも「どんなパターを選べばいいのかわからない」という方も多いかもしれません。
この章ではそんな方に向けて、パター選びのヒントが書かれています。
また、これまで学んできた内容を実践で発揮するための心構えも、この章で解説されています。
「次のラウンドから結果が出るパッティングの教科書」を読んでみた感想
ひと通り読み終えた率直な感想は、とにかく「内容が濃い」の一言です。
パッティングに特化した1冊なので当たり前かもしれませんが、ここまで幅広く網羅した本は個人的にあまり記憶がありません。
特に良いなと感じたのが【3章リーディング】です。
実際に読んでみてもらえるとわかりますが、たぶん「今まで聞いたことがない」という方もいると思います。
プロや上級者がどうやってグリーンの傾斜やラインを読んでいるかがとてもわかりやすく解説されていて、この章を読んで「開眼した」という方も多く出てくるんじゃないですかね?
また技術面に関しては、「この打ち方をやりない」という押し付けではなく、それぞれのメリットやデメリットを解説しつつ「あなたに合った打ち方を見つけましょう」というスタンスなのが好印象です。
とはいえ、基本となる部分はちゃんと押さえてあるので、安心して打ち方の手直しができます。
残念なのが、【第5章】のパターの選び方の内容が少し薄いかな?という印象を持った点です。
1~4章のボリュームが多いだけに、ページの都合上仕方がないことかもしれませんが…。
僕も含めてパター選びに苦労しているアマチュアゴルファーが多いので、ここの内容が濃ければ「満点」といっていいほどの本だと感じました。
「次のラウンドから結果が出るパッティングの教科書」の口コミ
僕の感想だけだとステマっぽいので(笑)、他に購入した方の口コミを紹介して終わります。
※口コミはAmazonから引用させてもらいました。
ゴルフの本を読むのがはじめてでしたが、うしろにもどったり新しい用語を覚えたりしてなんとかついていけました。パターのラインの読み方はほかのほんにはあまり見かけなく大変ためになりました。とばすことが書かれている本がおおくて、40%パターがゴルフの全ラウンドのなかでしめているのにこの種の本が少ないのはおかしいとおもいます。
1mパターの重要性を痛感していました。これが外れると次のホール乱れます。解決法伝授され 確率が大幅に改善されました。70%強です。毎日フロアーでコツンと打ってます
ゴルフのテクニカルな方法などは、普段、斜め読みしかしないが、この本は、とてもストレートで分かりやすかった。本の通りの練習を続けたら、3カ月ほどで本当にパットが良くなってきました。また、読みかえすと前にピンとこなかったことも分かったりして、迷った時に何か答えを得ようと読むようにしています。本当にパットの教科書だと思います。
本に書いてある通り、カップの一番高い所を意識して、パットのタッチ距離感を第一にプレーをしたら、アプローチの距離感も良くなり、パット数が激減しました。嬉しかった。