5番アイアンの代わりにユーティリティをすすめる3つの理由

アイアン
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5番アイアンが上手く打てない。

キャディバッグから5番アイアンを抜いて、代わりにユーティリティを入れている人がいるけど、真似してみようかな?

そもそも5番アイアンの代わりになるユーティリティって、どうやって選べばいいのかな?具体的な使い分け方も知りたい。

5番アイアンの代わりに、ユーティリティを入れようか悩んでいる人は多いと思います。

結論を言うと、5番アイアンの代わりにユーティリティを入れた方がスコアメイクが簡単になります。

特にヘッドスピードが遅めの方は、ユーティリティがおすすめです。

この記事は、次の流れでお話を進めます。

本記事の内容

  1. 5番アイアンの代わりにユーティリティをすすめる3つの理由
  2. 5番アイアンの代わりになるユーティリティの選び方
  3. 5番アイアンとユーティリティの使い分け方

スコアメイクのコツは、使えないクラブを使わないことです。

代わりに自信を持てる「武器となるクラブ」を入れることで、スコアメイクがとても楽になります。

とはいえ、ユーティリティは選び方を間違えるとまったく使い物になりません。

具体的な選び方についてはこの記事の最後にお話をしますので、ぜひ最後までお付き合いください。

たけちん

JGAオフィシャルハンディ8.6のアマチュアゴルファーです(2022年6月現在/ベストスコア72(ハーフベスト35))。「2025年までにハンデ3以下になる!」を目標に日々練習に励んでいます。

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5番アイアンの代わりにユーティリティをすすめる3つの理由

理由は次の3つです。

  1. 飛距離が出しやすい
  2. グリーンに止めやすい
  3. ラフから楽に打てる

それぞれ詳しく解説します。

①飛距離が出しやすい

こんな悩みはありませんか?

5番アイアンと7番アイアンの飛距離が変わらない…

本来なら5番アイアンと7番アイアンには20~30ヤードの飛距離差がなければいけません。

にもかかわらず飛距離が変わらないのは、キャリーが不足しているからです。

 

5番アイアンはヘッドスピードが必要

ウッド型クラブに比べて重心深度(※)が浅いアイアンは、そもそも高さが出しにくいクラブ。

7番アイアンくらいまでならロフトで高さを出せますが、ロフト角が20度台になる5番アイアンは、そもそもヘッドスピードがないと十分なキャリーが出せません。

一方で、同じロフト角でもユーティリティなどのウッド型クラブは重心深度が深いため、ボールの打ち出しが高くなり、十分なキャリーを出せるというわけです。

※重心深度とは、フェース面から重心までの距離です。後ろに大きなウッド型クラブは重心が後方に位置するため、重心深度が深くなります。重心深度が深いほどインパクトの衝撃でフェース面が上を向くため、ボールの打ち出しが高くなります。

 

さらに、一般的なユーティリティは5番アイアンに比べて2インチほど長く設計されているので、飛距離が出やすくなっています。

②グリーンに止めやすい

5番アイアンとユーティリティの大きな違いは、弾道の高さです。

同じロフト角でもユーティリティの方が打ち出し角が高いので、必然的にグリーンにボールを止めやすくなります。

またユーティリティの高い弾道は、池越えやバンカー越えで役立ちます。

 

一方で5番アイアンは弾道が低く、グリーン奥まで転がってしまうことがよく起こります。

しっかりキャリーを出せないと、手前のバンカーや池を越えられないこともあるでしょう。

③ラフから楽に打てる

ユーティリティの打ち出し角の高さは、ラフからのショットに役立ちます。

ラフからロングアイアンを使うと、打ち出し角が低すぎるため、前方の芝に当たって飛びません。

しかし、打ち出し角が高くなるユーティリティを使うと、ラフからのショットが簡単になります。

またソール幅の広いユーティリティは、ラフからの抜けも良くなりおすすめです。

5番アイアンの代わりになるユーティリティの選び方

ユーティリティには、アイアンのように「番手表示」のものと「ロフト角表示」のものがあります。

このため、「どのユーティリティを選べばいいかわからない」という人もいるでしょう。

基本的には、同じ程度のロフト角を選べばOKです。

たとえば、5番アイアンのロフト角が23度場合は、23度前後のユーティリティを選ぶという具合です。

とはいえ、ユーティリティを選ぶ際には「どの範囲の距離を打ちたいか?」を明確にしなければいけません。

たとえば、あなたの6番アイアンの飛距離が160ヤードだとします。

すると、次に長い番手でカバーすべき飛距離は「170~180ヤード」です。

しかし、購入した5番(相当の)ユーティリティが200ヤードも飛ぶ場合、これは喜ぶことではなく、反対にスコアメイクに苦しむことになります。

なぜなら、6番アイアンと5番(相当の)ユーティリティの飛距離差が40ヤードにもなり、この間の距離を打ち分けるクラブがなくなるからです。

スコアメイクのコツは「飛距離の階段」をきれいに作ることです。

上記のようなケースなら、6番アイアンの次に170~180ヤードを打てるクラブを入れるべきでしょう。

決して「飛べばいい」わけではないのです。

 

ちなみに、ユーティリティには「アイアン型ユーティリティ」と「ウッド型ユーティリティ」の2種類があります。

アイアン型はアイアンのようにヘッドが薄く重心深度が浅めのため、弾道は低めです。

一方のウッド型は重心深度が深く、弾道は高めになります。

ヘッドスピードが遅めの人は、アイアン型ユーティリティは打ち出し角が低く十分キャリーを出すのが難しいため、ウッド型を選ぶといいでしょう。

参照 アイアンとユーティリティの違い【同じロフト角での使い分け方】

5番アイアンとユーティリティの使い分け方

ここまでユーティリティのメリットをお伝えしてきました。

とはいえ、5番アイアンも使い方によっては武器になります。

アイアンとユーティリティの大きな違いは、打ち出しの高さでした。

たとえば向かい風が強い状況では、弾道が低い5番アイアンは強い味方になります。

また、林の中から脱出する際にも、打ち出しが低い5番アイアンの方が扱いやすいです。ユーティリティは打ち出しが高く、枝に当たる可能性があるからです。

さらに、左足上がりのライではユーティリティでは高くなりすぎて逆にキャリーを落としてしまう可能性があるため、5番アイアンの方が飛距離を出せる時があります。

 

このように、扱いが難しい5番アイアンも、状況によっては「使える武器」になります。

クラブ選びでは「自分がこのクラブで何をしたいか?」を明確にすることが大事です。

【レビュー】誰でもスコアアップできる!クラブ選び&セッティング術
この記事では、クラブフィッターとして有名な鹿又芳典さんの著書「誰でもスコアアップできる!クラブ選び&セッティング術」のレビューや口コミなどを紹介しています。クラブでスコアアップしたい方、ゴルフクラブの知識を増やしたい方におすすめです。
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