こんにちは。たけちんゴルフです。
バンカーショットではよく「振り切りましょう」とアドバイスされます。
しかしこの意味を間違えて捉えてしまうと、一生バンカーが苦手なまま終わってしまう可能性があります。
この記事ではバンカーショットにおける「振り切る」の正しい意味と、バンカーショットの苦手意識を克服するための方法を解説します。
「バンカーは振り切る」の勘違い
バンカーで「しっかり振り切りましょう」と言われたとき、あなたはどんなスイングをしますか？
もし「力一杯、思い切り振る！」と思ったなら、ちょっとアブナイかもしれません。
振り切るを勘違いした例
ある日、僕が友人らとラウンドしたときのこと。
友人の1人がグリーン脇のバンカーにつかまってしまい、何度打っても脱出できないでいました。
見るといかにも「バンカーが苦手なんだろうな～」とわかる、怖々としたスイングです。
フォローが小さく止まっていたので、見かねた僕は「バンカーはしっかり振り切ったほうがいいよ」とアドバイスしました。
すると、それを聞いた友人は「そうか！」と頷き、何を思ったのか今度はサンドウェッジを思い切り砂に叩きつけるようにスイングしたのです。
結果は大ダフリで、ボールはというと・・・まだバンカーの中です。
おいおい、誰も「思い切り打て」とは言ってないよ～笑。
「振り切る」＝「思い切り振る」ではない
僕の友人のように「振り切る」と聞くと「目一杯に振ることじゃないの？」と勘違いする人がいます。
実は全然違って、「振り切る」の意味を間違えてしまうとバンカーからいつまでも脱出できないまま苦労することになります。
これはドライバーからアプローチまで、全部共通の認識です。
「振り切る」の本当の意味
振り切るとは自分が決めたポジションまで淀みなくスイングすることです。
決して力まかせにボールをぶつけることではありません。
振り切るためのポイントは2つあります。
- 自分が決めたポジションまで
- 淀みなく振る
自分が決めたポジションまで振る
バンカーショットに「ここまで振りましょう」という決まり事というか、定義みたいなものはありません。
使うクラブや飛ばしたい距離によって振り幅は変わるからです。
重要なのは自分が「ここまで振る！」と決めたら、絶対にそこまでスイングを止めないことです。
バンカーショットだけでなくアプローチでも通常のショットでも同じで、「スイングのゆるみ」は大きなミスを誘発します。
その原因がヘッドスピードの減速です。
ヘッドが減速するとボールにパワーが伝わらないだけでなく、ダフリなどのミスが起こりやすくなってしまいます。
バンカーだと砂の抵抗があるので、減速すると余計に飛ばなくなってしまうんですね。
バンカーでは自分が「ここまで」と決めたポジションまでは絶対に振り切るようにしましょう。
そうすればヘッドが走ってくれるので、ボールを前に運んでくれます。
淀みなくスムーズに振ること
バンカーで振り切るための2つめのポイントは淀みなくスムーズに振ること。
ポイントは素振りのように力を抜いてヘッドの重さを利用することです。
バンカーでは、多くの人が力みすぎによってミスをしています。
バンカーでは「上から叩くように」「思い切り打て」など、いかにも力が入りそうなワードが一杯ですよね？
でも、力を入れるほどバンカーからの脱出は難しくなると思っておいた方がいいです。
なぜなら、ヘッドが減速するからです。
力を入れるとヘッドが走ると思う人が多いですが、実は反対。
以前「ドライバーを素振りのように振るコツとは？【振り切ることの重要性】」でお伝えしましたが、ヘッドを加速させるためのポイントは無駄な力を抜くことです。
力を抜くことでヘッドが走り、ボールに効率的なパワーを与えられます。
「振り切る」とは決めたポジションまでスムーズに振ること
今回はバンカーショットでの「振り切ることの重要性」をお伝えしました。
バンカーで大事なのは、自分が決めたフィニッシュポジションまで、力を抜いてスムーズに振り切れるかどうかです。
あとはクラブが勝手にボールを上げてくれるので、特殊な動作は必要ありません。普段通りにリラックスして打ちましょう。
バンカーに苦手意識の強い方は「【簡単】バンカーの苦手を克服する方法【先入観を捨てましょう】」で対策法をお伝えしていますので、よければあわせて読んでみてください。
