ラウンド中突然飛び出すプッシュスライスは厄介なものです。どうやって治せばいいのかわからず、気が付けばラウンドが終わってスコアはボロボロ。
ドライバーのプッシュスライスは初心者の方や100を切れない人だけでなく、80台や90台でラウンドする中級以上の方でも悩んでいる方が多くいます。
そこで今回はドライバーでのプッシュスライスに悩んでいる方を対象に、以下の順でお話をさせていただきたいと思います。
- ドライバーのプッシュスライスの原因
- ドライバーでプッシュスライスが出たときの治し方
- プッシュスライスが出ないようにする練習方法
- プッシュスライスに効果のある練習器具
ドライバーのプッシュスライスの原因とは?
ドライバーでプッシュスライスをしてしまう原因とは何でしょう?
その原因とは「右手が前に出ない」ことによりシャフトが寝てしまうことです。
右手が前に出ない
「右手が前に出ない」とは一体どういう状況でしょうか?とりあえず下の写真を見て下さい。右手が前に出ていないインパクトです。プッシュスライスに悩む人がほとんどこの形になっています。
左手の甲と右手の平がこっちを向いたままになっています。
インパクトでこの形になるとシャフトが寝て下から入り、フェースも開きっぱなしになってしまうのでプッシュスライスが出ます。アイアンだとシャンクかダフリですね。
ドライバー(に限らず全てののクラブ)は自分から見て右側が重たいのでこの形になりやすい傾向があります。ですので意図的に右手を前に出す動きが必要になるんです。
右手を前に出すとは、左手よりも右手が前にある「アドレスの形に戻す」行動です。このときドライバーのグリップエンドはおへそを指します(重要)。
ドライバーでプッシュスライスが出た時の治し方
ではラウンドで突然プッシュスライスが出てしまったときの治し方についてお話をします。
打つ前に水平素振りをする
プッシュスライスの原因のところでお話をしたように、プッシュスライスは積極的に右手を前に出していくことで解決します。
その動きを癖付けるのに役立つのが「水平素振り」です。水平素振りは、上体を起こして胸の高さくらいにあるボールを打つつもりで行う素振りです。インパクトでは必ずグリップエンドが自分を指すように、しっかり右手を前に出していきましょう。
打つ前に3~4回水平素振りを行うことで、プッシュスライスの確率が減ることでしょう。
プッシュスライスが出ないようにする練習方法
普段の練習では、プッシュスライスが出ないようにする練習を取り入れましょう。ここでいくつかプッシュスライス対策の練習方法をご紹介します。
ハンガー素振り
自宅にあるハンガーでプッシュスライス対策の練習ができます。
写真のようにハンガーを持って素振りをするだけの簡単なドリルですが、プッシュスライスを治すために有効な「右手を前」の動きが身に付きます。お風呂上りなどの空いた時間にいかがですか?
両足閉じドリル
両足を閉じたままドライバーでボールを打つ練習を行なうことで、右手を前に出す動きやフェースターンの意識が磨かれるため、プッシュスライス対策に有効です。
ボールは左脇の下あたりにティーアップし、腕をターンさせてボールをつかまえるようにします。インパクトでグリップエンドがおへそを向いているかを逐一確認するようにして下さい。
プッシュスライスに効果のある練習器具
プッシュスライスに悩む人は、練習器具を使って治す方法もあります。練習器具を使って練習する方が、普段の練習に比べて身に付くスピードが数倍速くなります。
発売以来多くの悩めるゴルファーから大きな反響を得ているのがこの「フレループ」。先端が少し曲がった一見変わった形の素振り用の練習器具です。
これを数回振るだけで正しいスイングが身に付くという画期的な練習器具ですが、フレループを振るだけで次のような効果が現れます。プッシュスライスの典型的なスイングを修正するにはもってこいです。
- 「右手を前」のスイングが自然に身に付く
- シャフトが寝ない
- きれいなスイングが身に付く
クラブアナリストであるマーク金井氏もこの「フレループ」の効果について下の動画で絶賛しています。
発売以来大ヒットとなった「フレループ」は、購入した人たちから「効果あった」「いい練習器具だ」と多くの高評価を得ている、おすすめの練習器具です。
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