ゴルフ初心者の方に向けた「ドライバー初心者の練習方法」の第3弾です。
第1回では「スイングの基礎を身に付ける」、第2回では「ドライバーの使い方を知る」を公開してきました。第3回となる今回は、前回の2回の内容を踏まえてのお話になるので、まだ読んでいない方はこの機会に読んでおくことをおすすめします。
また、第1回と第2回は、ドライバーの調子が悪くなったときにふり返ると調子を取り戻すきっかけになると思いますので、繰り返し読んで活用して下さい。
第3回となる今回は、より実践的な「ドライバーの方向性を上げるための練習方法」のご紹介です。
飛距離よりも方向性を重視することの大切さ
ドライバーでできるだけ遠くに飛ばせれば、スコアメイクに有利に働くことは紛れもない事実です。
しかし、飛距離を優先して方向性を無視してしまっては、ゴルフになりません。「飛んだけど全部OB」ではスコアは崩壊してしまいます。
OBや池、バンカーといった「危険ゾーン」を避けることを優先するために、方向性を重視した練習をすることが大切なのです。
ここで私は方向性を重視するというお話をしていますが、もちろん飛距離を諦めなさいとは決して言っていません。
方向性を重視する練習は最終的に飛距離アップにつながります。このことは、またあらためてお話をしたいと思います。
方向性をアップさせる練習方法
第1回や第2回に比べ、実戦的な内容になります。
ティーアップしたボールを、通常のアドレスで打ちます。でもここで思い切り打ってはダメですよ~(笑)。
肩から肩くらいの「スリークォータースイング」で、100ヤード先の目標にめがけて打ちます。ゆっくり丁寧に、100ヤード先の目標の同じ所に落ちるまで何度も繰り返します。
ここで注意することは、なるべくライナー性の低いボールを打つことです。スライス回転よりもドロー回転(左に曲がるボール)なら、尚良しです。
100ヤード先に8~9割正確に飛ばせるようになったら、150ヤード、200ヤードと徐々に距離を伸ばしていきます。ボールがブレ始めたら、距離を再び短くします。
この練習を繰り返すことで、ボールを狙った所に運ぶ感覚が身に付きます。狙った所にボールが運べる技術を磨くことは、将来的に飛距離アップにつながります。
スライスやフックの曲がり幅がひどいようなら、第1回と第2回の練習に戻って基本を思い出しましょう。