こんにちは。たけちんゴルフです。
今日のお話のテーマはズバリ、打点ブレの解消方法についてです。
どのクラブを使うにしろ、ゴルフでは打点を安定させることがとても大切です。
極論っぽいですが、いつもフェースの同じ場所でインパクトできれば、かなりの高スコアでラウンドできるはずです。
なぜなら、方向性も飛距離も安定するからです。
プロは常に芯(またはその近く)でボールを捉える技術があるので、方向性も飛距離も「自由自在」です。
だけど、僕たちアマチュアゴルファーはというと…打点は安定せず、方向性も飛距離もバラバラになりがちです。
ラウンド中にシャンクが止まらなくなる人はいませんか?
これなんかは、打点が安定していない典型例です(昔の僕がそうでした(笑))。
だからあれこれ悩んでスイング改造に取り組むより、とりあえず打点を安定させることに一点集中したほうが上達は早いと思います。
とはいえ、ゴルフは傾斜があって、毎回打つ状況が変わるスポーツ。
そんな中で安定して芯近くに当てるためには、練習にある工夫が必要になります。
漫然とボールを打つだけでは打点は安定しない
前提として、打ちっぱなしで漫然とボールを打つ練習は、打点を安定させる目的としてはほとんど役に立ちません。
理由は先述したとおりで、ゴルフ場には傾斜があって、毎ショット状況が変わるからです。
たとえば、練習場では上手く打てるのに、本番になると急にシャンクやダフリ、トップが出ることはありませんか?
いくら練習場で上手く打てても、本番のラウンドで打てないと意味がないわけです。
打点が安定しないゴルファーに欠けているもの
下は僕のツイートです。
ゴルフが上手い人というのは「狙った場所にヘッドを落とせる人」だとつくづく思う
— たけちんゴルフ (@takechin_golf) December 6, 2022
ゴルフが上手い人というのは「狙った場所にヘッドを落とせる人」だとつくづく思う
打点が安定しないゴルファーに欠けているもの。
それは「狙った場所にヘッドを落とせる技術」だと思います。
たとえば、常にボールの先にヘッドを落とせる技術があれば、いつもダウンブローでボールをとらえることができます。
でも、その技術がないから、ダフったりトップしたりと打点が安定しないわけです。
シニアツアーで活躍中の藤田寛之プロは「バンカーショットでゴルフの基本を覚えた」と語っています(何かの本だったと思います)。
毎日バンカーの中で数時間、ひたすら練習していたそうです。
バンカーからターゲットを狙うには、ボールの手前数センチの場所に正確にヘッドを落とさなければいけません。
藤田プロはバンカー練習を通じて狙った場所にヘッドを落とす技術を習得したんですね。
傾斜があって毎回打つ状況が変化するゴルフでは、綺麗なスイングをする人より、自分が狙ったポイントにヘッドを落とせる人が「勝ち」ます。
いくら見た目のスイングが綺麗でも、ヘッドを落とす場所がズレていれば打点がバラつきミスになるからです。
特に、つま先上がりや左足下がりといった難解なライほど、狙った場所にヘッドを落とす技術が重要になります。
狙った場所にヘッドを落とせるようになる練習
もし打点を安定させたいと本気で思うなら、ぜひやって欲しい練習があります。
それは素振りです。
もちろん、単にクラブを振るだけではなく、素振りに「ある工夫」を施します。
下は僕のツイートで、ほぼ毎日やっている素振りです。
今朝の練習
スティック間素振り 100回アライメントスティックに当たらないように。左右の打点ブレを修正。 pic.twitter.com/99RyqC9pES
— たけちんゴルフ (@takechin_golf) December 5, 2022
マットの上にアライメントスティックを2本置いて、素振りをします。
これはプロコーチの井上透さんの著書「最強プロコーチが教える ゴルフ90を切る『素振りトレ』」で紹介されている素振りで、打点の左右ブレに有効な素振りです。
ちなみに、この素振りで僕が注意しているのは次の3点です。
- スティックに当てないこと
- マットを擦ること(空振りは×)
- 擦るポイントは体のセンターより左(右は×)
この素振りだけでも打点を安定させるには有効なのですが、僕はさらに「ある工夫」をしています。
それは、自分の体を近づけたり、反対に遠ざけたりしながら、スティックに当てないように振る方法です。
つまり、本番のラウンドと同様、どんな状況でも狙った場所にヘッドを落とせるように工夫をしているわけです。
たとえば、急なつま先下がりでは、前傾をかなり深めて打たなければいけません。
アライメントスティックから体を遠ざければ、自然と前傾が深くなり、「疑似つま先下がり」を体感できます。
この素振りを繰り返すことで、狙った場所にヘッドを落とせる感覚が養われ、どんな状況でも打点を安定させることができます。
毎回芯に当たらなくても、ひどいショットにはならないでしょう。
いつでも芯に当てる意識を持つ
先ほどご紹介した最強プロコーチが教える ゴルフ90を切る『素振りトレ』の中で、著者の井上透さんは次のように書いています。
芯に当たるようになるためには、芯に当てる努力が必要になります。その努力なしにいくら練習しても、本当の意味で打点を安定させることはできません。
打点を安定させ、芯でボールをとらえるためには、「自分は芯で打つ!」と意識を強く持つことがとても大事だと、井上コーチは語っています。
僕が冒頭で「漫然とボールを打っても意味はない」と言ったのは、この言葉を受けてのものです。
ボールを打つときでも、常に「芯で打てているか?」を常にチェックする癖をつけましょう。
たとえばフェース面に「ショットマーカー」を付けて、毎回確認するのも良い練習です。
まずは「どこに打点がずれているか?」を確認するためにも、必携の練習アイテムだと思います。
自分は芯で打てていると思っても、案外打点は大きくズレているものです。
一度確認してみてはいかがでしょうか。