【ゴルフルール】「OB」と「1ペナ」の違いを詳しく解説

コラム
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ゴルフのルールに「OB」と「1ペナ」があるけど、あれって一体どういう違いがあるんだろう?OBも1罰打だから、1ペナなんじゃないの?

こんちには。たけちんです。

今回はこの疑問にお答えします。

 

この記事の内容

  • OBと1ペナの違い

 

OBと1ペナって、経験の浅いゴルファーの方にはちょっとわかりにくいですよね。

これを読めばスッキリ解決するはずなので、最後までお付き合い下さい。

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OBと1ペナの違いって何?

OBと1ペナは、ともに1罰打です。

 

たまにOBは「2罰打」と勘違いしている人がいますが、それは間違いで1罰打が正解です。

※なぜ多くの人が2罰打と勘違いするかは、あとで説明しますね。

 

同じ1罰打なのにOBと1ペナの何が違うかというと、その後に打つ場所の違いです。

OBは「1罰打 + 同じ場所から打ち直し」

OB(アウトオブバウンズ)とは、打ったボールがコースに設置してある「白杭」を超えた場合に適用されるルールです。

 

ボールが白杭をこえてしまった場合には、さっき打った同じ場所から1罰打を加えて打たなければなりません。

 

たとえばティーショットが白杭を越えてOBとなった場合、1罰打を加えてもう一度ティーイングエリア(ティーショットを打つ場所)から打ち直さなければならないのが、正式ルールです。

この場合、1打目がOBで1罰打を加えてもう1球打つので、次は「1+1+1=3打目」になります。

 

セカンドショットがOBだった場合は、1罰打を加えてセカンドショットを打った同じ場所から打ち直しです

2打目がOBで、1罰打を加えてもう1球同じ場所から打つので、次は「2+1+1=4打目」です。

関連記事 【ゴルフルール】OBのときのスコアの数え方【初心者向けに解説】

1ペナは「1罰打 + 指定の場所から打ち直し」

一方の1ペナは、打ったボールがコースに設置してある「1ペナ杭」を越えた場合に適用されるルールです。

 

1罰打を加えて打ち直すのはOBと似てますが、次に打つ場所が異なります

 

打つ場所はゴルフ場によって異なりますが、多くのゴルフ場で採用しているルールは「1ペナ杭を越えた地点から2クラブレングス以内にドロップ」です。

OBより1ペナの方が「お得」

ここで勘のいい方ならお気づきだと思うのですが、OBより1ペナの方が「お得」です

 

OBは、同じ場所から打ち直しでした。

しかし一方の1ペナは、1ペナ杭を越えた付近から打つことができます。

 

つまりOBには1罰打に加えて、もう一度同じ場所から打たなければならない「距離のペナルティ」も課されるという違いがあります。

 

なので「右がOBで左が1ペナ」という場合、外すなら左の1ペナを越えるように打った方がスコアが良くなるということです(もちろん真ん中に打てれば良いのですが)。

1ペナはプレーの進行を配慮した「ローカルルール」

実はのところ1ペナは、公式ルールではないローカルルールです。

一方のOBは、世界共通の正式なゴルフルールです。

 

わかりやすく言うと、どこのゴルフ場にもOBはありますが、1ペナは、あるゴルフ場とないゴルフ場の両方があるということです。

 

なぜ1ペナがあるゴルフ場とないゴルフ場があるのでしょう?

それはプレーの進行に対する配慮の違いです。

 

本来、打ったボールが隣のホールに飛んでしまい、なおかつOB杭がなかった場合には、隣のホールから次のショットを打たなければなりません。

 

しかしこれではプレーに時間がかかるばかりか、隣のホールの進行にまで影響を与えてしまいます。

 

このときゴルフ場が「1ペナ杭」を設置して、指定の場所から1罰打を加えて打つようにルール決めすれば、プレーの進行が早くなって隣のホールの人にも迷惑をかけなくて済むようになります。

 

ちなみに1ペナ杭は慣習的に「黄と黒の縞模様」が使われることが多いようです。

※1ペナは正式なルールではないゴルフ場独自の「ローカルルール」であり、杭の色も正式に決められているわけではありません。

プレイング4もプレー速度を早めるためのローカルルール

実は皆さんがよく耳にする「プレイング4」も、プレー速度に配慮したローカルルールです。

 

本来ならティーショットのボールが白杭を越えた場合はOBとなり、ティーイングエリアから打ち直しをしなければなりません。

 

しかしアマチュアゴルファーの場合、何度もOBを打つ可能性が高く、これではプレーが進まなくなってしまいます。

 

ですので競技とは関係のない通常営業では、ゴルフ場はプレイング4というローカルルールを採用し、プレーを早めようとしているわけです。

 

ちなみにプレイング4は「2罰打を加えて前方の特設ティーから打ち直し」がルールです。

 

「OBは2罰打だ」と勘違いしている人が多いのはこれが理由でして、プレイング4は距離のペナルティを課す代わりに、1罰打ではなく2罰打にしているところがポイントです。

 

余談ですが、僕たちアマチュアゴルファーは正式ルールでティーイングエリアから打ち直すより、特設ティーから打つ方が断然お得であるケースが多いです。

OBと1ペナの違いは「次に打つ場所の違い」

OBと1ペナの違いは、次に打つ場所の違いです。

  • OB → 同じ場所から打ち直し
  • 1ペナ → 前方のゴルフ場指定の場所から打ち直し

 

同じ「1罰打」というペナルティが課されますが、1ペナだと前の方から打てるので、スコアメイクには断然有利です。

 

このようにゴルフのルールを知っているのと知らないのとでは、スコアが大きく変わるケースが多いので、ルール本をゴルフバッグに携帯していつでも見れるようにしておくことをおすすめします。

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