更なるスコアアップを目指すため、パター練習器具「パッティングチューター」を購入してみました。
パッティングチューターといえば、マスターズ・チャンピオンの松山英樹プロだけでなく、多くのPGAツアー選手が使用することで知られるパター練習器具です。
あのフィル・ミケルソン選手も使っているそうですね。
僕が実際にパティングチューターを使ってみて、実感できた効果やメリットをまとめると次のとおりです。
- ボールの打ち出し方向が安定する
- 「カップインするアドレス」がとりやすい
- 順回転の転がりが良いボールが打てる
- ラインの読みが正確になる
- 持ち運びしやすい
とはいえ、商品に関するもっと詳しい情報や、デメリットなどを知りたい方もいると思うので、この記事ではその辺りの情報も詳しく書いていきます。
パッティングチューターの購入を検討している方や、パターに悩みを抱えている方は、ぜひ最後までお付き合いください。
松山プロ愛用!パット練習器具「パッティングチューター」を買ってみた
評価:
こんな箱で届きました。
ちなみに、パッケージには赤いラインの入ったボールが映っていますが、「別売品」なので注意してください。
とはいえ、僕のように「マイボールに自分で線を書く」という人には、不要かなと思います。
カッコいい専用ポーチ付き
箱を開けると、頑丈なポーチに入っていました。
フィル・ミケルソンのイラストとサインが入っていてカッコいいですよね。
ラウンドへの持ち運びに便利そうです。
専用ポーチはジッパー式。
開けるとパッティングチューター本体と、例の「パチンコ玉」が6つ入っています。
難易度は3種類
パッティングチューターは、打ち出し方向にパチンコ玉を2個置いて、その間を通すように練習をする器具です。
少しでも打ち出し方向が狂うと、パチンコ玉に当たり散らばってしまいます。
ちなみに、玉を置く間隔は3種類で、狭い順から「超プロ」「プロ」「標準」と難易度が変化します。
試しに真ん中の「プロ」でやってみましたが、なかなかの緊張感です。
とはいえ、つい夢中になって転がしてしまいますね(笑)。
各アライメントの確認が可能
センターの白いラインでは、フェースの向きはもちろん、スタンスや腰、肩のラインなどあらゆるアライメントの確認用として重宝します。
また、ボール位置の前後にある白く短いラインは、2本ともハッキリと見えるように立つことで、目の真下にボールが位置するための工夫だそうです。
パッティングチューターを使ってみた感想【レビュー】
パッティングチューターを実際に使ってみた感想を紹介します。
メリット
冒頭でお伝えしたとおり、次のようなメリットがあると感じました。
- ボールの打ち出し方向が安定する
- 「カップインするアドレス」がとりやすい
- 順回転の転がりが良いボールが打てるようになる
- ラインの読みが正確になる
- 持ち運びしやすい
それぞれ解説します。
✓ボールの打ち出し方向が安定する
これはパッティングチューターの最大のメリットです。
打ち出しが1度ズレてしまうと、2メートル先では3.5センチも外れてしまうというデータがあります。それくらい、パターには狙った方向に真っ直ぐ打ち出す技術が必要不可欠というわけです。
パッティングチューターを使用することで、スクエアにボールをヒットする技術を身に付けることができます。
✓「カップインするアドレス」がとりやすい
狙った方向に真っ直ぐ打ち出すためには、なにより先に「正しいアドレス(構え)」が欠かせません。
実際、パターに問題を抱えているゴルファーの多くは、ストローク以前に構えにエラーを生じているようです。
特に多いのが、アドレスしたときのフェースの向きのエラーです。
昔、パターがあまりにも入らないので、「もしかしてパターが自分に合っていないのかも?」と思い某メーカーさんのパターフィッティングに行きました。
すると担当の人に、「お客さん…パター買い替える前に、そもそも開いて構えてますよ」と言われた経験があります(笑)。
自分では真っ直ぐに構えているつもりでも、実際には狙った方向に向いていないケースがほとんど。それくらい、人間の感覚というのはあてにならないということですね。
パッティングチューターを使って日頃から正しい構えを作る癖をつけておけば、ラウンドでも狙った方向に構えられる可能性がアップします。
正しい方向にフェースを向けることができれば、狙った方向に打ち出す準備は90%完了です。
✓順回転の転がりが良いボールが打てるようになる
パッティングチューターは、ラインを引いたボールを使ってパター練習を行う器具なので、順回転のボールを打つ練習に最適です。
マスターズを制した松山英樹選手のパッティングを観察してみると、ボールに引いた線がブレずに転がっていることがわかります。これは綺麗な順回転で転がしている証拠です。
順回転で転がすことで、ラインに乗せやすくなり、カップインの確率も高まるのです。
✓ラインの読みが正確になる
曲がるラインでカップインしなかったとき、「ラインの読みが間違っていたのか?」、それとも「打ち出し方向が悪かったのか?」で悩んだことはありませんか?
こういう人はけっこう多いような気がしていて、カップインしなかった原因が曖昧だと、パター上達の足かせになってしまいます。
パッティングチューターで真っ直ぐに打ち出せる訓練を積んでおけば、たとえ曲がるラインでカップインしなかったとしても「ラインの読みが間違っていたのだ」と、原因を正しく知ることができます。
この経験を積み重ねていくことで、あなたのライン読みの精度はグングン上がっていきます。
✓持ち運びしやすい
先述のとおり、パッティングチューターには頑丈な専用ポーチが付いているので、ラウンドにも持ち運びがしやすそうです。
キャディバッグに入れておけば、いつでも好きなときに練習できます。
デメリット
実際に使ってみて感じたデメリットは次のとおりです。
- ボールを置く手間がかかる
- パターを浮かせて構えなければならない
- 自宅のパターマットだと少し浮いてしまう
✓ボールを置く手間がかかる
パッティングチューターで練習をする際には、1球打つごとにボールのラインを合わせてセットしなければなりません。
ボールを置く位置には「くぼみ」があるので、慣れてしまえば簡単ですが、「いちいちラインを合わせるのが面倒」という人には向かないかもしれません。
✓パターを浮かせて構えなければならない
ボールを置く位置がへりのギリギリなので、プレートに当たらないように少し浮かせて構えなければなりません。
これは、普段芝生の上にソールしてパッティングしている人には、違和感があるかもしれません。
とはいえ、浮かせて構えることで芯に当たりやすく、転がりが良くなるという研究結果もあるので、試してみる価値はありだと思います。
参考 大学教授の大発見!パターを「12ミリ」浮かせて打つと、入ります【濱部教授のパットの授業】|みんなのゴルフダイジェスト
✓自宅のパターマットだと少し浮いてしまう
実は、練習グリーンで使うことを想定して、パッティングチューターの裏面の1ヶ所に「突起(約5ミリ)」が付いています(ボールを置く場所の裏側です)。
突起をグリーンに刺すことで、本体が動かないようにする意図があると思われます。
自宅のパターマットに置くと、この突起のせいでわずかにプレートが浮きます。
下の画像で伝わるか微妙ですが…。
浮くといってもほんの数ミリ程度と個人的に気になるレベルではありませんが、気になる方は注意した方が良さそうです。
パター練習器具「パッティングチューター」のレビューまとめ
最後に、パッティングチューターのメリットとデメリットをまとめます。
【メリット】 | 【デメリット】 |
打ち出し方向の安定 | ボールを置くのが手間 |
正しいアドレスがとれる | パターを浮かせて構える必要あり |
順回転のボールが打てる | プレート後方が少し浮く |
ラインの読みが正確になる | |
持ち運びが楽 |
パッティングチューターにはメリットもデメリットも両方ありますが、トータル的な判断としては、数あるパター練習器具の中でも使い勝手のいい商品だと感じました。
さすが松山プロをはじめ、多くのPGAツアー選手が使っているだけありますね。
僕自身も、この器具でパター練習を繰り返して、目標である「3年以内に5下シングル」を達成できるように頑張りたいと思います。
もし僕と同じようにスコアを少しでも縮めたいとか、パッティングに悩みがあるという方は、ぜひチェックしてみて下さいね(^^♪