シャフトクロスが治らないと悩んでいませんか?
こんにちは、たけちんゴルフです。
今日のテーマは「シャフトクロスの根本原因と直し方」についてです。
当ブログでもシャフトクロスのデメリット【簡単に修正できるドリルも紹介】の中で、なぜシャフトクロスが問題かを解説しました。
フィルミケルソン選手を代表に、シャフトクロスでも活躍しているプロゴルファーも存在しますが、基本的にはNGな動きなので、これから上達を目指す方は早めの修正をおすすめします。
ところで、シャフトクロスは何が原因で起こるのでしょう?
先にネタバレすると左手首です。
左の手首が「ある動き」をすることで、シャフトクロスが発生するのです。
このことがわかると、これまで治らないと諦めかけていたシャフトクロスを修正することができます。
練習と慣れが必要ですが、日々繰り返すことで必ずシャフトクロスは改善できるので、一緒に頑張りましょう(^^)/
シャフトクロスが治らない人は「左手首」が原因
シャフトクロスの原因には色々あります。
当ブログではシャフトクロスのデメリット【簡単に修正できるドリルも紹介】の中で、「テークバックをインサイドに引きすぎること」を原因として挙げました。
テークバックをインサイドに引き過ぎてしまうと、スイングプレーンが右に傾いてしまい、トップでシャフトクロスになりやすいからです。
そのためシャフトクロスの直し方として「グリップエンドをおへそに向けたままアウトサイド気味に上げましょう」と言われます。
グリップエンドがおへそを向いたままバックスイングすれば、ヘッドが手よりも外を通るため、インサイドに引きすぎるのを防ぐことができるからです。
スイング軌道を修正してもシャフトクロスが治らない?
しかし中には、上記の方法でもシャフトクロスが治らないという人もいると思います。
バックスイングの軌道を修正したのに、やっぱりトップでシャフトが右斜め前方を向いてします。
このようにスイング軌道を見直してもシャフトクロスが治らないという方は、ぜひ「左手首」に注目してください。
左手首が折れるとシャフトクロスになる
シャフトクロスの根本的な原因は、トップでの左手首の角度です。
トップにおける左手首の折れが許容範囲を超えると、シャフトクロスが発生します。
これを理解していただくために、左手に長めの棒を持ってみてください。
孫の手でもいいですし、ゴルフクラブでも大丈夫です。棒の真ん中を持ってもらうと、動きがよりわかりやすいと思います。
棒を握ったら、直立でも座ったままでも結構ですので、左手をトップの位置に上げてみてください。右耳の横あたりでOKです。
ではまず、腕と手の甲が真っすぐになるように手首を伸ばします。
棒の先端は自分から見て右斜め上(時計だと1~2時くらい)を指すと思います。
次に左手首を甲側に折ってみましょう。
すると左手首の折れを大きくするほど、時計の針が逆戻りするかのように先端が左方向に動くのがわかると思います。
では今度は、両手でゴルフクラブを持って同じ動きをやってみましょう。いつも通りのトップを作ってみてください。
左手首をピンと伸ばすと…ヘッドが背中の後方を指す「レイドオフ」になると思います。
ではそこから左手首を徐々に甲側に折っていくと…ヘッドは背中側からどんどん近づき、終いには頭の上の方まで到達すると思います。
これがシャフトクロスの根本原因です。
つまりシャフトクロスは左手首が必要以上に折れてしまうことが原因であり、抜本的な直し方はトップでの左手首の角度を修正することです。
シャフトクロスの直し方
シャフトクロスは、トップで左手首が必要以上に甲側に折れないようにすれば直すことができます。
ダスティン・ジョンソン選手やコリン・モリカワ選手のように手の平側に折る(「掌屈」と言います)までは必須じゃありませんが、できれば腕と手の甲が真っすぐにできると、よほどのオーバースイングにならない限りシャフトクロスになることはないと思います。
なお左手が甲側に折れてしまう人におすすめの練習方法や練習器具を下の記事でご紹介していますので、よければ参考にしてください。