100切りに必要なドライバーの飛距離【飛距離を求めると失敗する】

ドライバー スコアメイク
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100切りを目指すゴルファーの方にとって、100切りに必要なドライバーの飛距離目安というのは大きな関心事かもしれません。

この記事は、次の内容に沿ってお話を進めます。

  • 100切りに必要なドライバーの飛距離
  • ドライバーの飛距離を求めると100切りに失敗します
  • 100切りできるドライバーの選び方

 

結論から先に申し上げますと、100切りのためにそこまでドライバーを飛ばす必要はありません。

とはいえ、「そもそもドライバーが飛ばなければセカンドショットが長くなって不利になるのでは?」と思う方がいるかもしれないので、この記事ではその辺りの根拠をお話していきます。

また記事の後半では、どんなドライバーを使えば100切り達成に近づくのか?について触れます。

現在巷では「飛ぶ」と話題のドライバーが数多く並んでいますが、それが原因で100切りできていないのかもしれないからです。

 

では、「100切りに必要なドライバーの飛距離【飛距離を求めると失敗する】」を書いていきます。ぜひ最後までお付き合いください。

たけちん

JGAオフィシャルハンディ8.6のアマチュアゴルファーです(2022年6月現在/ベストスコア72(ハーフベスト35))。「2025年までにハンデ3以下になる!」を目標に日々練習に励んでいます。

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100切りに必要なドライバーの飛距離

100切りに必要になるドライバーの飛距離は、170~180ヤードあれば十分です。

この飛距離なら、男性なら軽く打つだけで達成できるでしょう。女性なら、もう少し距離が短くても大丈夫です。

でも、たった170~180ヤードだと「セカンドの距離が残り過ぎるのではないか?」と感じるかもしれません。

100切りは「ボギーオン」が基本

そもそも、100切りを目指すのにセカンドショットでグリーンに乗せる(=パーオン)必要はありません。

たとえばパー4なら、3打でグリーンオンさせる「ボギーオン」で十分なのです。

その証拠をお話します。

 

あなたの目指すスコアが99だとしましょう。

もしパット数が40だと仮定すると、残りの打数は59打です。

要するに、18ホールに渡って、ティーショットからグリーンに乗せるまで59打以内でおさめることができれば、ミッションクリアというわけですね。

 

では、18ホールすべてでボギーオンに成功したとすると、トータルで何打になるでしょう?

ボギーオンとは、パー3なら2打、パー4なら3打、パー5なら4打でグリーンに乗せることです。

答えは54打です。

つまり、すべてのホールでボギーオンすることができれば、たとえ40パット叩いたとしても、トータル94打となり、それでもなお5打の余裕があるということになるのです。

 

たとえば、360ヤードのパー4。

ボギーオンするのに250ヤードのビッグドライブが必要ないことは、もう言う必要はないでしょう。

180ヤード飛ばせれば、残りは180ヤードです。

「あと2打で乗せればボギーオン成功」と考えると、何だかとてもゴルフが簡単に思えてきませんか?

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ドライバーで「死なない」こと

100切りに必要なのは、飛距離ではなく、死なないことです。

死なないとは何かというと、OBや池などに入れないことです。

 

世間一般的に「100切りに必要なものは何か?」と問われたときに、パットやアプローチの重要性が指摘されることが多いですが、僕は個人的にドライバーだと感じています。

というのも、多くのゴルファーがドライバーでの「死亡率」が高いために、100切りできないでいます。もちろん僕自身もそうでした。

ドライバーOBや池に入れてしまうと、その時点で「打たなくてもいい罰打」が与えられるので、簡単にダブルボギーやトリプルボギーになってしまいます。

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もちろん、パターやアプローチが原因で100切りできないケースはあります。とはいえ、先述したとおり40パットを叩いても100切りは十分可能です。何ヶ月か前、僕は42パットを叩きましたが、スコアは86でした(笑)。

アプローチについても、パターを使ったりクラブを変えるだけでザックリやトップは簡単に防げるので、そこまで神経質になる必要もないでしょう。

しかし、ドライバーでOBや池に何発も入れてしまうことだけは、100切り達成のためには絶対に避けなくてはなりません。

ドライバーの170~180ヤードショットなら、そこまで大きく曲がることはありませんので、OBの確率をかなり下げることができるのです。

とはいえ、いきなりドライバーで170~180ヤードを真っ直ぐ打てと言われても難しいかもしれませんので、日頃から練習しておくことをおすすめします。

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ドライバーの飛距離を求めると100切りに失敗します

ドライバーにおいて、飛距離とは正反対の要素があります。

それが方向性です。

実は、残念ながらゴルフにおいて「飛んで曲がらない」ということはありません。

つまり、飛距離を求めればボールは曲がるし、方向性を求めれば飛ばなくなるということです。これはプロアマ問わず、共通の悩みです。

あれほどの高い技術力を持ったプロゴルファーでさえ、飛距離を追い求めた結果、方向性を失いトーナメントの表舞台から消えていった人が何人もいるくらいです。

 

ドライバーの飛距離を求めると、100切りの目標達成には大きな時間がかかるでしょう。

一度や二度、100切りできるかもしれませんが、安定して100切りするとなると、いったん方向性に舵を切った方がいいと、僕は思います。

もちろん毎日ゴルフができる人ならそれでもいいですが、これを読んでもらっている方の多くが、月一か月二の人だと思います。

限られた練習時間の中で、飛距離も方向性もダブルで追い求めるのは、ちょっと厳しいかなと感じます。

とはいえ、完全に飛距離を諦めるわけではなくて、今170~180ヤードを正確に飛ばせるようになれば飛距離を出すためのベースができあがるので、次に飛距離アップしたいと思ったときでもスムーズに階段を登っていけるはずです。

100切りできるドライバーの選び方

ドライバー

飛距離と方向性が両立しないというのは先ほどお話しました。

重要なことは、飛距離と方向性が両立しないことは、ドライバー選びにおいても同じだということです。

つまり、飛距離性能に特化したドライバーは、副作用として曲がりやすいということです。

クラブフィッターの鹿又芳典さんも、著書「誰でもスコアアップできる!クラブ選び&セッティング術」の中で次のように述べています。

しかし本当のことを言えば「飛んで曲がらない」ドライバーはありません。悲しいですがこれは事実です。(中略)しかしある程度自分にマッチしたドライバーは、必ずどちらかに偏ってしまいます。

引用元:誰でもスコアアップできる!クラブ選び&セッティング術

 

最近のドライバーは、飛距離アップを追求するため「低スピン化」が進んでいます。

しかし、バックスピン量が減ることによって、ボールは曲がりやすくなります。

「バックスピンが減ったら曲がらなくなるのでは?」と思った方がいるかもしれません。しかし反対にバックスピンが減ると、左右の曲がりが大きくなるのです。

ロフト角の大きいサンドウェッジはそれほど左右に曲がりませんが、ロフトが立った5番アイアンは大きく曲がりませんか?これはロフト角が減ったせいで、バックスピン量が少なくなったのが原因です。

たとえばあなたが今、ロフト角9度程度の低スピンタイプのドライバーを使っていたとすれば、飛距離が出る代わりに方向性が悪いものである可能性が高いです。

もしもそのドライバーでOBを何発も出しているのであれば、ドライバーを変えるだけで大きく100切りに近づける可能性があるのです。

では曲がりにくく方向性が出しやすいドライバーはどんなものかというと、ロフト角が寝ていてスピン量が多いタイプのドライバーです。

高く上がって飛ばないかもしれませんが、左右の曲がり幅は抑えられるでしょう。

再び鹿又芳典さんの言葉をお借りします。

いずれにせよ、ドライバーを選ぶ際には、飛距離と方向性のどちらを優先するのかということを念頭に置いておくことが大事です。

引用元:誰でもスコアアップできる!クラブ選び&セッティング術

スコアアップをクラブ選びやセッティングの観点から解説した数少ない著書なので、効率的に100切りを目指したい方は読んでみることをおすすめします。

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