ウェッジのロフトの組み合わせを間違えると失敗のモトになる

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グリーンまわりでのアプローチショットでは欠かせない、ウェッジ。ピッチングウェッジからサンドウェッジ、はたまたロブウェッジまで、種類はとても豊富です。

しかし、90や100を切れないアマチュアゴルファーには、このウェッジを上手く使いこなすことができずにいる人も多いと思います。

腕のせい?いえいえ、ひょっとしてあなたがお持ちのウェッジの「ロフト角」が合っていないだけの可能性もありますよ!

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近年の「ストロングロフト化」

ここ数年ゴルフに対する「飛距離」の要望がより一層強くなり、各メーカーから「飛び系」というジャンルのアイアンが多く発売されていて、販売実績も右肩上がりに伸ばしています。

アイアンの飛距離を伸ばすために必須なのが、「ストロングロフト化」です。従来のアイアンよりもロフト角を少なくする(立てる)ことにより、より前に飛ぶようにしているというわけです。10年くらい前に発売されていた9番アイアンのロフトが、現在のピッチングウェッジのロフト角の定番になりつつある、というのが現状です。

アイアンの「ロフト角」

アイアンはだいたい5番アイアンからピッチングウェッジまでセットで販売されていることがほとんどで、消費者も単品で揃えるという人はほとんどいないと思います。

各クラブの番手はロフトの角度で管理され、市販されているアイアンセットは、だいたい3度から5度間隔で作られています。例えば5番アイアンからピッチングウェッジのセットならば、5番アイアンから順に25°・28°・32°・36°・41°・46°といった感じです。この間隔のことをピッチと呼び、「ロフト間ピッチ」なんて言い方をしたりします。

ロフト間ピッチが均一だからこそ「距離感」が生まれる

ゴルフに大切な「距離感」は、このロフト間ピッチ(間隔)によって生み出されます。同じようにフルショットをしても、7番アイアンと8番アイアンでは飛距離も高さも違うでしょう?だいたい、1番手で15ヤードくらい違うと思います。

あなたがお持ちのアイアンセットは、どのようなロフト間ピッチになっていますか?

え、そんなの知らない?だとすれば、今すぐ調べるべきです!

何となく〇〇度のウェッジ・・・は失敗の元!

愛用のアイアンのロフト角はわかりましたか?まだ調べられていないという人は、後でもいいので必ずチェックしておいて下さいね。

アイアンのロフト角のチェックが終わったという前提で、今度はアプローチウェッジとサンドウェッジのロフト角について見てみましょう。今お持ちのものは、何度ですか?これを即答できる人は多いと思います。だって、ソール部分に書いてあるものがほとんどですからね。

下は、Aさんのアイアンとウェッジのロフト角を調べたものです。ちなみに、Aさんの例は「良くない例」です。どこが「良くない」のか、当ててみて下さいね。

  • 5番アイアン:23°
  • 6番アイアン:26°
  • 7番アイアン:29°
  • 8番アイアン:33°
  • 9番アイアン:38°
  • ピッチングウェッジ:43°
  • アプローチウェッジ:52°
  • サンドウェッジ:58°

お気づきの方も多いでしょう。問題は、アプローチウェッジとサンドウェッジのロフト角です。5番アイアンからピッチングウェッジに至るまではメーカーセット販売のため、3度から5度間隔を維持できていますが、ピッチングウェッジとアプローチウェッジの間に10度近くの開きができてしまっています。

Aさんは「憧れのプロゴルファーが使っているから」「みんなそうだから」という理由だけで、52度と58度のウェッジを購入しました。アイアンとのロフト間ピッチを全く考えていなかったんですね。これでは隙間が空きすぎて、距離の「ギャップ(隙間)」が生まれてしまいます。

ギャップが産み出す「力み」や「ショート」

ギャップがあると、当然力みが発生します。例えばピッチングウェッジで120ヤード飛ぶ人が、その下の52度のウェッジで100~110ヤードを飛ばそうとしてしまうわけです。

しかしAさんの例でいうと、ロフトの感覚は10度近くあります。その差は、飛距離差に変換すると30ヤードほど。本来ならば、52度のアプローチウェッジで、どれだけ頑張っても90ヤードしか飛ばない計算です。

なのに「52度なら100ヤード」という根も葉もないベースを持ち出して、手前にショートしてバンカーに放り込んだり、力んで大ダフリしたりしてスコアをロスします。

「ギャップウェッジ」という考え方

こうならないように、最近増えてきているのが「ギャップウェッジ」を入れるという考え方です。ギャップウエッジとは、和訳すると「隙間を埋める」ウェッジです。

Aさんの場合、10度近くもの隙間を、48度のウェッジをセットに加えることにより、ロフト間ピッチをなだらかにします。これなら、100ヤードの距離でも力むことなく、いつものショットで狙うことができ、ミスも減ります。

ギャップウェッジは、特に「飛び系」のアイアンを使っている方には効果的で、お持ちのピッチングウェッジが43度以下の場合に効果を発揮します。

ウェッジも「ストロングロフト」が簡単

もしお持ちのピッチングウェッジが46度くらいなら、52度ではなく50度のウェッジもおすすめです。これならロフト間ピッチが4度程度となり、10~15ヤードの距離の打ち分けが簡単になります。100ヤードがショートして届かないというミスは減らせるでしょう。

この場合、「50度・54度・58度」というセットにすることで4度ピッチができあがり、距離の打ち分けが容易になります。

この場合、58度は扱いが難しいのでバンカー専用として、主にグリーンまわりでは50度と54度で組み立てるというように考えると、ミスが減ってスコアアップにつながります。

アプローチの距離感が合わないと感じたときに確認してもらいたい2つのこと
ゴルフのスコアは、ほぼ100ヤード以内のアプローチとパッティングによって作られることはよく知られています。 アプローチシ...

 

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