ドライバーがスライスするのは、シャフトの「硬さ」が原因かも…。シャフトを変えればスライスは直るのかな?できれば今のドライバーのままドローが打てるようになりたいけど、無理なのかな?
こんにちは。たけちんです。
今回はこの疑問にお答えします。
✓この記事の内容
- スライスの原因は柔らかいシャフト?それとも硬いシャフト?
- ドライバーのスライスを直せる誰でもできる方法
僕もかつては、ドライバーをいくら買い替えてもスライスが直らず、悩んだ時期がありました。
ところが今日お伝えする方法を知ってから、スライスが出なくなるコツが掴めました。
スライスが出にくくなるコツを掴むのは誰でもできることでして、この方法を使えば、今これを読んでもらっている方のスライスも簡単に直るはずです。
スライスの原因は柔らかいシャフト?硬いシャフト?
スライサーの方は、ドライバーのシャフトの硬さはどのように選べばいいのでしょう?
僕は「柔らかくても硬くてもスライスは出る」と考えてます。シャフトの硬さとスライスは直接的に関係ないということです。
昔の僕がそれを実証してまして、RからXまでいろいろなシャフトの硬さを試しましたが、スライスは「出るときは出る」状態でした。
それよりも問題は「シャフトの使い方」で、それが間違っていれば、どのシャフトを使ってもあまり意味はないです。
あとで詳しく説明しますが、シャフトの正しい使い方を習得するために、柔らかいシャフトを使うのはアリです。
一度シャフトの使い方さえマスターしてしまえば、スライスが直るどころか飛距離が大幅にアップします。
ドライバーを買い替えるという方法
スライスしにくいドライバーに買い替えることで、スライスを軽減できるケースがあります。
構えた時にフックフェースになっているものや、ウェート位置がヒール寄りにあるドライバーなどを使えば、右に逸れていくミスを減らすことができるでしょう。ウェートがヒール寄りにあることでインパクトでフェースをスクエアに戻しやすくなるからです。
ゴルフパートナーなどのゴルフショップでは、スライサー向けのドライバーを数多く取り扱っているので、いっそのこと変えてみるのも手かもしれません。
参照 【失敗しないドライバー選び】つかまるヘッドってどんな形状?
もしドライバーを買い替える余裕がないという場合には、ヘッドに「鉛」を貼ることで改善できることもあります。安くドライバーをチューニングできるので、ぜひ試してみて欲しいと思います。
とはいえ、ドライバーを買い替えても「右には行きにくい」だけで、いきなりドローが打てるかというとそうではありません。
もしもドライバーを買い替えるのではなく、根本的にスライスを直したいなら、これからお話する方法を試してみて下さい。
スライスが直るだけでなく、飛距離が伸び、柔らかいシャフトも硬いシャフトも使いこなせるようになる方法です。
ドライバーがスライスする「本当の原因」
ドライバーがスライスする原因はいくつかありますが、ほとんどはシャフトの使い方に原因があります。
それが「シャフトのしなり」です。
スライサーはシャフトのしなりが使えていない
ドライバーのシャフトはスイング中ずっと「しなり」を起こしています。
切り返しからダウンスイングにかけてドライバーのシャフトはヘッドが遅れてくる形でしなっているのですが、このままインパクトしてしまうとボールはスライスします。
ゴルフクラブはこの方向にしなるとフェースが開く構造になっているからです。下のAのような状態です。
スライスを防止するシャフトの使い方
ここからが本題です。
ドライバーのスライスを防止し、飛距離アップするためののシャフトの使い方を説明します。
スライスする人は手元が動きすぎる
ドライバーでスライスする人の多くは、手元が動きすぎて肝心のクラブヘッドが動いていません。
ボールをつかまえるためには、インパクトエリアでヘッドが手元を追い越すように動く必要があります。
その際重要になるのが、インパクト付近で手元が止まる動作です。
手元が止まることによりグリップに急ブレーキがかかり、ヘッドが勢いよく走ります。
これについては「ドライバーのパンチショットはスライスに効く!」という記事内で詳しい練習方法などをご紹介しています。
シャフトの「しなり戻り」を使う
ドライバーがスライスする重大な原因は、シャフトのしなりを上手く使えていないことです。
シャフトのしなりをマスターすると、あなたのゴルフは確実に変わります。
ぜひマスターしていただきたいのが「しなり戻り」です。
しなり戻りとは下のBの方向にシャフトが曲がる現象です。
フェースが閉じ、ヘッドが最も走る瞬間です。
柔らかい棒状のものを振ると実感できますが、インパクトエリアで止めると棒の先端が上の図Bの方向に「しなり戻り」を起こします。
シャフトのしなり戻り使えるようになると、フェース面が閉じてインパクトするのでボールがつかまりスライスしにくくなります。
シャフトがしなり戻る瞬間は、クラブヘッドが最も加速するため飛距離が伸びます。
これまでドライバーのしなりを使えていないゴルファーの場合、大幅な飛距離アップにつながるでしょう。
シャフトの使い方をマスターする方法
通常のドライバーではしなりを感じにくいため、柔らかい棒状のものを使って素振りをすると、しなり戻りを体感することができます。
しかし素振りだけでは感覚がつかめず、いざ自分のドライバーで打つときに感覚を忘れてしまう人もいるでしょう。
そこでおすすめなのが、「ロジャーキング スイングドクター」です。
シャフトがびっくりするくらい柔らかいので、シャフトの使い方を習得するのに最適です。
この練習器具の一番のポイントは、ボールを打てることです。もちろん、本物のゴルフボールです。
人気YouTubeチャンネル「Daichi ゴルフTV」のDaichiプロも推薦してますね。
ふつうのドライバーだと「しなり」が感じにくいので、シャフトの正しい使い方の練習には不向きです。
世の中にスライサーの人が多いのはこのためでして、柔らかいシャフトのドライバーを使って練習すれば、誰だってシャフトの使い方のコツがつかめます。
僕も愛用してまして、レビュー記事も公開していますので、参考にどうぞ。
8,000円近くする練習器具ですが、何万円もするドライバーを何度も買い替えたりするよりも、安く確実にスライスを直して飛距離アップできるはずです。
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