簡単に100切りできるコースマネジメント【ナイスショットは不要】

スコアメイク
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ゴルフで100切りができないのをスイングだけのせいにしていませんか?100切りができない人の多くは「コースマネジメントのやり方」を理解していません。ボールをうまく打つことばかりを考えていても、コースマネジメントを疎かにするとスコアはよくなりません。

今回は、ゴルフで100切りするための基本的なコースマネジメントの方法についてお話をさせていただきます。

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100切りに必要なコースマネジメントとは?

ゴルフコース

ゴルフのコースマネジメントとはどういうものかご存知でしょうか?「コースをマネジメントすること」だから何となくわかりそうですが、いざ説明するとなると難しいかもしれませんね。

間違ったコースマネジメント

ドライバーでティーショットを飛ばして、セカンドショットでグリーンを狙って、最後にパターを入れる。これをコースマネジメントだと考えている人は、100切りするのは難しいかもしれません。

確かにテレビでプロのゴルフの試合を見ていると、こんなプレーをしているように見えます。

  • ドライバーでできるだけ飛ばして
  • セカンドショットでピンにからめて
  • 1~2回でパットを沈める → バーディもしくはパー

プロゴルファーは並外れたゴルフの技術がありますから、100切りを目指す人がプロと同じ攻め方をすれば必ずスコアは崩壊します(ごくまれにめっちゃいいスコアで回れることもあるのですが、長続きしません)。

またプロたちは、平然とショットを打っているように見えますが、テレビではわからないところでキャディさんと二人でずっと頭をひねりちゃんとした考え方を元にして一打一打を打っています。

コースマネジメントの基本は「危険回避」

 

プロゴルファーとはいえ基本となるコースマネジメントを一切無視してプレーすれば、スコアをまとめることはできません。彼(女)らはしっかりとしたコースマネジメントを実行しているからこそ、まとまったスコアでラウンドすることができるのです(もちろん人並外れた技術や身体能力のおかげもあります)。

100切りを目指すゴルファーの方も、基本となるコースマネジメントさえ押さえておくだけで、スコアをまとめることができます。

ゴルフのコースマネジメントの基本とは一体何でしょうか?

コースマネジメントの基本の考え方は「危険回避」です。

ゴルフコースには、OBや池といったペナルティエリアを始めとした様々な「危険エリア」が存在します。

たとえば、「ティーショットはドライバー」と決めつけてしまうと、距離が出たり大きく曲がるぶん危険エリアに入りやすくなります。

「ドライバーを使わないのはずるい」と思われるかもですが、スコアメイクを重視するゴルフをするのであれば、ドライバー以外の短いクラブで打つのは全然アリです。

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100切りを達成するには、池やOBといった危険から回避するコースマネジメントを常に実行しなければいけません。極端に言えば、ナイスショットを一発も打てなくても危険回避のマネジメントだけで100切りは可能です。

100以上のスコアを叩いたときはどんなプレーか思い出してみましょう。ドライバーでOBを出してプレーイング4は何回ありましたか?池に入れての1罰打は?フタを開けてみると、実際にボールを打っていないペナルティだけでもかなりあるはずです。

またバンカーから脱出するのに5打かかってしまったなんていうのも、危険回避というコースマネジメントを徹底していれば防げたはずのミスです。

「ナイスショットを打つ」という技術的な点に目を向けることも大事ですが、100切りするためにはコースマネジメントの基本を身に付けることが一番早いです。

100切りできるコースマネジメント

100切りを目指す上で基本となるコースマネジメントの考え方を理解していただいた上で、次は具体的なコースマネジメントの方法についていくつかご紹介します。

「フェアウェイ滞在時間」を意識してみよう

OBや池などは危険地帯だということがわかったと思いますが、反対に「安全地帯」といえばどこでしょう?ティーイングエリアとグリーンを除けば「フェアウェイ」ということになります。

100切りのコースマネジメントの基本としてフェアウェイの滞在時間を長くすることを考えましょう。

これは上級者になればなるほど徹底しているマネジメントのひとつです。

フェアウェイ滞在時間とは?

ゴルフではよく「フェアウェイキープ率を高めよう」なんて言葉を聞くと思います。

この言葉を聞くと、ほとんどの方は第1打、つまりドライバーなどで打つティーショットを思い浮かべるかもしれません。

私がお話しているのは、ティーショットはもちろん第2打以降のラウンド全体を通してフェアウェイにいる時間を長くしましょうということです。

フェアウェイ以外のエリアはトラブルにつながりやすい

皆さんは、次のような経験をされたことはないでしょうか。

  • 極端なつま先上がりから大ダフリ
  • 極端なつま先下がりからシャンク
  • 前方に木があってグリーン方向に打てない
  • ボールが木の根元にあり、泣く泣くアンプレアブル
  • バンカーから一度で出ない

ゴルフをしていれば皆さん一度は経験されていると思います。

知らず知らずのうちに難しい状況からのショットが増え、気付けばスコアを崩してしまっているケースがあるのです。こうなると打つことばかりに頭が集中してしまうため、コースマネジメントどころではなくなってしまいます。

そしてバンカーは言わずもがな、アマチュアゴルファーがもっとも苦手とする状況です。

トラブルショットは経験値が必要

極端なつま先上がりやバンカーなど、通常のショットとは異なるトラブルショットには、どうしてもラウンドでの経験値が必要になります。

月に1~2回のラウンドでは、なかなかこういうショットをマスターする機会が乏しくなります。打ちっ放し練習場では練習できませんからね。

ですから、ラウンドできる回数が少ない人ほど、普段の練習で打つことがないようなトラブルショットを打たなくても済むように、常に安全なフェアウェイにいることがスコアメイクの上で大切になります。

フェアウェイ以外には危険がいっぱい!

つま先上がりやバンカーなど、「打てる状況」であればまだマシというケースも少なくありません。フェアウェイ以外のエリアには、ラフよりももっと手ごわい危険がたくさんあります。

まずは、木です。OBではないにしろ、林に打ち込んでしまっては、横に出すだけが精一杯という場合もあるでしょう。無理に狙って木に当たって跳ね返ってくることも予想できます。

また林だけでなく添え木がしてある「植樹」も厄介です。曲げたボールがラフにあると思ったら、運悪く植樹の根元にあり、打てずにアンプレアブルを宣言せざるをえない場合もあります。

意外とよくあるのが、カート道に跳ねてOBですね。「助かった~」と思ったら「カツーン」と跳ねてOBエリアに消えていく様は、いつ見ても悲しくなります(笑)。

ダフリよりもトップ!

土がえぐれるほどのダフリはボールが前に飛ばないので避けたいところです。なので100切りのためには「トップでいい!」と考えてプレーをして下さい。

トップはボールが前に進んでくれるのでOKです。しかも極端にボールが低いので曲がりが小さく、結果としてフェアウェイにいる確率が高くなります。トップボールで低く転がしていくのも、100切りには有効なコースマネジメントなんです。

しかしグリーン手前からトップして奥へOBなんていうのだけは避けて下さいね(笑)。

「今日はボールを失くさない」宣言

同伴競技者にでもいいですし、自分の心の中だけでもいいので「今日はボールを失くさないぞ!」と宣言してプレーしてみて下さい。私が初心者の頃に一番効果があった方法です。

ボール1個3,000円くらいすると思って、とにかくボールを大事にショットを打って下さい。高額だと思ほど大振りなんてできなくなります(笑)。

「ボールを失くさない」宣言も、立派なコースマネジメントのひとつです。

100切りを達成するために

たとえば「今日は100を切りたい」という目標を立てたとします。

しかし、スコア自体はあくまで結果であり、自分の力でどうにかできるというものではありません。「ベストスコアを出すぞ!!」と意気込んだ日に限って、過去ワーストのスコアを出すことも多いものです。(私は何十回も経験しています(笑))

しかし、毎ショット毎ショット、「フェアウェイにいること」に集中するのは実現可能です。なるべくフェアウェイの幅のボックスの中でプレーをするように心掛けると、目に見えない罰打を減らすことにつながり、結果として100切りが見えてくるのだと思います。

ゴルフのスコアは決してナイスショットの数ではありません。コースマネジメントがすべてです。

「特に調子がよかったわけでもないのに、なぜかスコアが良かった」という日は、もしかすると安全なフェアウェイにいる時間が長い日だったのかもしれませんね。

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