こんにちは。たけちんゴルフです。
今回のお話のテーマは、多くのゴルファーを悩ませる「シャンク」についてです。
この記事を読んでいただいている方の中には、少しでもスコアを縮めたいと、毎週のごとく練習に汗を流しているというゴルファーの方も多いと思います。
でも、それだけ熱心に練習しているのに、なぜかシャンクが止まらない。
もしかすると、練習の「方向性」が間違っているのかもしれませんよ?
「練習しすぎ」が「シャンク」の原因?
結論を先に言うと、「練習しすぎ」と「シャンク」に直接的な因果関係はありません。
僕たちより何倍も何十倍も練習するプロゴルファーがシャンクばかり打つかといえば…違いますよね?
百歩譲って、練習しすぎによる疲労が原因でスイング軌道が狂い、シャンクが出ることはあるかもしれません。
とはいえ、練習しすぎが直接シャンクの原因になるかというと、ちょっと違うかなと。
やはり、シャンクの原因は他にあるはずです。
あるとすれば、次の2点ですかね。
- 力が入りすぎている
- ボールを打つ練習に偏りすぎている
力が入りすぎ
打ちっぱなし練習場でシャンクするケースで、よくあるのが「力みによるシャンク」です。
前回シャンクに引っ掛け…右肩が前に出るゴルフの悪癖が治る練習方法という記事の中で書きましたが、ダウンスイングで力が入ると右肩が被りシャンクしやすくなるんですね。
練習場では、力が入りやすい場面がたくさんあると思います。
たとえば次の状況です。
- 飛ばしたい
- 強い球を打ちたい
- フェースをまっすぐ向けたい
- パンチショット
- ダウンブロー
- 周囲の視線
特に上半身に力が入り出すと、シャンクは止まらなくなります。
これは練習に限らず、ラウンドも同じです。
ボールを打つ練習に偏りすぎ
もしかして「練習=ボールを打つこと」と思ってませんか?
以前の僕は「ゴルフ上達には、一にも二にも練習だ~!!」と、頻繁に打ちっぱなし練習場に通っていました。
シャンクばかりなのは「自分の練習が足りないだけ」と思っていたんですね。
だけど、打てども打てどもシャンクばかり。
今考えると、それって練習してるんじゃなくて、単にシャンクを癖付けに行っていただけだったんですよね。
良かれと思ったことが、実は逆効果だったワケです。
ボールを打つ練習は、正しいスイング作りには役立たないケースが多いです。
なぜなら、「ボールに当てたい」「飛ばしたい」という意識は、スイング軌道を歪めるからです。
素振りはめちゃ綺麗なのに、ボールを打つときにはまるっきりスイングが変わる人を見たことがありませんか?
これぞまさしく、ボールを打ちすぎることの弊害です。
シャンクを治すにはボールを打つ練習をやめてみる
僕の経験論ですが、シャンクを治すにはボールを打たないのが一番の早道です。
「ボールを打たないなんて、練習不足じゃん」と思われるかもしれません。
だけど、理由は先述したとおりで、ボールを打つ練習のしすぎはシャンクを治すどころか逆に癖付けてしまうリスクがあります。
練習しすぎるなら、素振りに多くの時間を費やすほうが何倍も効果的です。
正しいスイング軌道ならシャンクは絶対しない
僕はボールを打つ練習を減らし、空いた時間を素振りにシフトすることで、シャンクを撃退しました。
素振りを繰り返すことで正しいスイング軌道が身に付いたのが、大きな原因じゃないかと考えています。
たとえば、ヘッドのすぐ奥に箱を置いて当てないように振れば、シャンクの原因となる「手元が体から離れる悪癖」を取り除けます。
今朝の練習
マット擦り素振り 100回前に箱を置き当てないように。インサイドインに丸く振る。 pic.twitter.com/VYvP4A6fv2
— たけちんゴルフ (@takechin_golf) December 10, 2022
他にどんな素振りをしたかは、【1日50回でも効果大】素振りを毎日やればゴルフが変わる!で詳しく書いてますので、よければ読んでみてください。
熱心に練習するのは、とても良いことです。
だけどやり方を間違ってしまうと、せっかくの努力が水の泡になりかねません!
自分なりの正しい方向性を定めて、お互いがんばりましょう(^^!