初心者ゴルファーの方や、なかなか100切りできない方に多い悩みに「アイアンがまともに当たらない」という点があると思います。
たとえば下記の通り。
- アイアンが当たらず、ダフリやトップ、シャンクばかり
- ドライバーは当たるのに、アイアンだけ当たらない
- 地面の上のボールを打つのに苦手意識がある
ネットで【アイアン 当たらない】と調べてみると、「ダウンブローに打ちなさい」「体重移動をしましょう」という横並びの回答ばかり並んでいると思います。
もしかすると、この記事を読んでもらっている方の中には「それらを試したけれど、それでも全然アイアンに当たらない」という方もいるかもしれません。
結論と言うと、ダウンブローも体重移動も、アイアンでクリーンヒットするための必須項目ではありません。
なぜならダウンブローに打たなくても、体重移動をしなくても、アイアンは普通に打てるからです。なんなら右足一本でも、アイアンを綺麗に打つことはできます。
アイアンが当たらない本当の理由は、別にあります。
この記事は、次の内容に沿ってお話を進めます。
- アイアンが当たらない理由
- アイアンを当てるには「シャフトの回転」が重要
- アイアンが当たらない人におすすめ練習方法
この記事を最後まで読んでコツをつかめば、あなたのアイアンに対する苦手意識は一気に解消されるはずです。
アイアンの苦手意識がなくなれば、スコアが良くなるだけでなく、ゴルフが今よりももっと楽しくなることでしょう。
全然難しい内容ではありませんので、気楽に読んでもらえると嬉しいです(^^♪
アイアンが当たらない理由
アイアンが当たらない理由を考えるとき、スイングのことはいったん置いておき、ゴルフクラブの構造を理解する必要があります。
✓アイアンの構造を理解する
ゴルフのアイアンというのは、シャフトに薄っぺらいヘッドが「L字」に取り付けられた、ちょっと変わった形をしているのが特徴です。
さらにフェースの後ろ側に重さが偏っているため、床面に垂直に置くと、下の画像のように時計回りの方向へと倒れてしまいます。
つまり、アイアンは普通に振ると、フェースが開いた方向に回転しやすい構造になっているということです(※重要)。
残念ながら、ただ当てに行くスイングでは、ボールを芯で捉えることはできません。
アイアンを当てたいならシャフトを回転させる
フェースが開く方向に回転してしまうのであれば、それに拮抗させるための力が必要です。
そのためには、どんな動きが必要でしょうか。
もう答えはおわかりですね?
そうです。シャフトを反対方向である「反時計回り」に回転させればOKです。
アイアンでボールを綺麗にヒットするためには、シャフト軸を中心とした反時計回りの回転が必要です。反時計回りとは、フェースが閉じる方向への回転です。
アイアンが当たらないと悩む方は、クラブをボールに当てに行く意識が強く、シャフトの回転が不足しているのです。
インパクト以降にかけて、下の画像のようにアイアンのシャフトを反時計回りに回転させ、ヘッドのトゥを先行させます。
画像はちょっと極端かもしれませんが、アイアンを打つ際には、フェース面でボールを「包み込む」ような動きが大切です。
アイアンが当たらないと悩む方は、スイングを考える前に、シャフト軸を中心にヘッドを回転させる技術をマスターすることをおすすめします。
アイアンが当たらない人におすすめの練習方法
先述のとおり、アイアンでクリーンにボールを拾うためには、シャフトを軸としたフェースの回転が必須です。
まずは小さなスイングでOKなので、インパクトからフォローにかけて左腕の前腕を反時計回りに回し、シャフトを回転させる練習を繰り返しましょう。
最初は左に飛んでしまうかもしれませんが、それでも大丈夫です。フェース面でボールを包み込むような感覚を体に記憶します。
上記の動きに慣れてきたら、シャフトが9時から3時までのハーフスイングにチャレンジです。
ポイントは、テークバックとフォローで、アイアンのトゥーをしっかり立てることです。
できるだけボールを意識せず、力を抜いて、テークバックからフォローまで一気に振り抜きましょう。
この練習を繰り返すことで、アイアンがクリーンに当たるようになり、苦手意識も減っていくと思います。