【メジャー覇者が語る】パターの距離感が合わない人へのアドバイス

パター

こんにちは。たけちんゴルフです。

今日のお話のテーマは、パターの距離感の合わせ方についてです。

 

今この記事を読んでいただいているあなたは、もしかすると次のような悩みを抱えているかもしれません。

「ロングパットの距離感が合わなくて、3パットが多いんだよなぁ。」

「練習グリーンだと難なく寄せられるのに、本番になると急にタッチが合わなくなる…。」と。

 

当ブログ「パターの強さはジャストタッチがいい?それとも強め?」の中で触れていますが、僕はパッティングにおいては、何よりもタッチ(距離感)が大事だと考えています。

なぜなら、ラインとはそもそも「タッチありき」で作られるもので、ラインが読めてもタッチを合わすことができなければカップインすることがないからです。

たとえ20mのファーストパットが残っても、50cmや1mに寄せられるだけの距離感さえあれば、2パットにおさめることは難しくありません。

 

その点、プロゴルファーは、どの距離でも難なくカップに寄せてきます。

JLPGA(日本女子ゴルフ協会)のデータによると、2020~2021年度シーズンにおける平均パット数の上位50名は、すべて28~29パット圏内でした。

ライン読みの精度はもちろんですが、そのライン通りのタッチに打てる技術は「さすが!」の一言です。

 

では、僕たちアマチュアゴルファーが「プロのように」とまではいかないものの、ある程度安心できる距離感を身につけるには、どうすれば良いのでしょう?

パッティングの技術そのものを見直すべきなのでしょうか?それとも、今よりももっと距離感が良くなるノウハウを収集すべき?

それに「待った」をかけるのが、メジャー通算5勝(シニア含む)を誇る、デイブ・ストックトン(1941-)です。

フィル・ミケルソンやローリー・マキロイ、アニカ・ソレンスタムなど錚々たるツアープロたちにパッティング指導を行ってきた彼の著書「無意識のパッティング(原題:Unconscious Putting)」では、多くのゴルファーがテクニックや知識のせいで、本来持っている力を出せずにいる、と警鐘を鳴らしています。

難しいことを考えなくても、僕たちは潜在意識の中で、既にどのようにすべきかを理解しているというのです。

 

パターを変えても打ち方を変えても、なかなか距離感が安定しなかった方。

もしかすると、あなたも「無意識のパッティング」を意識するだけで、明日から3パットしなくて済むようになるかもしれませんよ(^^)。

たけちん

JGAオフィシャルハンディ8.6のアマチュアゴルファーです(2022年6月現在/ベストスコア72)。「2025年までにハンデ3以下になる!」を目標に日々練習に励んでいます。

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パターの距離感が合わない理由

無意識のパッティング(原題:Unconscious Putting)」の著者デイブ・ストックトンは、彼のレッスンに来た生徒(ツアープロを含む)に、まず始めに1枚の紙とペンを手渡し、自分の名前を書いてもらうそうです。

これは、決してレッスン申込書や契約書のサインではありません。

そして紙に名前を書いてもらったら、そのすぐ下に「その字をそっくり真似て」書いてもらうそうです。

 

最初に名前を書くときには、誰もが(当然ながら)スラスラとペンを走らせるのですが、その字をそっくり真似て書くように指示すると、途端に慎重になり、スムーズさを失うようです。

紙に名前を書いたら、次はそのすぐ下に、最初に書いた名前をそっくり真似して書くよう指示する。意識的にまったく同じように名前を書くというのは、実際にやってみると非常に難しいことがわかるだろう。

(引用元:『無意識のパッティング』青春出版社)

 

「ストロークの大きさは?」

「インパクトの強さは?」

「アドレスの方向は正しい?」

「オーバーしたらどうしよう?」

「もしかして、ショートして3パット?」

 

僕たちゴルファーの多くは、このような思考に囚われながら、パッティングを行っています。

まるで、上に書いた自分の名前を、そっくりになぞるかのように。

 

これらの思考は、深くなればなるほど、スムーズなストロークを妨げます。

そして、いつの間にか「距離感を合わせる」という課題は頭から消え去り、「正確に打つこと」に集中し始めるのです。

これでは、距離感が合わなくても仕方がないかもしれませんね。

 

「どこまでテークバックするかとか、どれくらいの強さでインパクトするかを考えないと、距離感が出ないじゃないか」と反論する人もいるかもしれません。

しかし、デイブ・ストックトンは、そんなことを考えなくても「打ち方は潜在意識が知っている」と言います。

その証拠に、練習グリーンで歩測もなく適当に打ったボールが簡単に寄ったり、同伴競技者のパットが打たれた瞬間「それじゃ弱いよ~」と判断できたりすることがあると思うんです。

パターの距離感は「潜在意識」に叩き込まれている

まだゴルフを始めて間もない初心者ゴルファーの方は別として、ある程度のゴルフ歴がある方にはすでに「潜在的な距離感」が身に付いているはずです。

 

たとえば、あなたが1ラウンド=36パットが平均のゴルファーだとしましょう。

年間20ラウンドだとすると、1年間のトータルは720パット。

もしゴルフ歴が10年なら、その合計は7200にものぼります。

 

生涯で7000回ものパッティングを行っていれば、(無意識のうちに)自分の体の中に距離感が叩き込まれているはずだと思います。

その証拠に、多くの人はインパクトの瞬間に「強い!」と判断できたり、同伴競技者のボールスピードを見ただけである程度強いか弱いかの判断ができます。

 

なのになぜ、いざパターを構えると、潜在意識に刷り込まれたはずの距離感に狂いが生じるのでしょうか?

その理由こそ、デイブ・ストックトンが指摘するように、インパクトやストロークの仕方といったテクニカルな部分や、結果に対する不安などにフォーカスを当ててしまっている点にあります。

本来、全神経を集中すべきなのは、タッチやラインでなのに…です。

パッティングの名手は、ラインと強さの判断に神経を集中してほぼ全精力を注ぎ込み、どんな動作をするかはほとんど意識しない。

(引用元:『無意識のパッティング』青春出版社)

パターは「子どものように打つ」べし

デイブは「パッティングは子どものように打つべき」と述べています。

スムーズにストロークできないのは、これまで身に付けてきたパッティングに関する様々な知識や、経験(成功、失敗とも)によって養われた不安などにフォーカスしてしまうのが原因であることは、先ほどお話しました。

その点、知識も経験も浅い子どもは、ただ単にカップインすることだけに集中し、とてもスムーズにストロークをします。

まさに、無意識のパッティングそのものです。

 

僕自身、この本を初めて手にした5年ほど前までは、いつもテクニック面ばかりを気にするタイプでした(あなたもそうかもしれません)。

毎回距離を歩測してからアドレスに入り、歩測の結果と傾斜をもとに、ストローク幅は機械的に判断(右足小指~左足小指など)します。

そしてストローク中は「右手首の角度が変わらないように」とか「芯に当てるように」など様々なことを考えながら、パッティングをしていました。

もちろん、スムーズなストロークなどできるわけはありません。

パッティングの腕前はというと…、言うまでもありませんね(笑)。

 

しかし、この「無意識のパッティング」という本に出会い、ある種の「開き直り」ができました。

パッティングでやるべきことはタッチ(距離感)やラインに全神経を注ぎ込むことであり、テクニック面や結果(カップインするか?など)については、何も考えなくて良いのだ、と。

その結果、僕のパッティングストロークはとてもスムーズになり、結果として距離感が合うようになって、カップインも増えました。

 

もしも、あなたがある程度のゴルフ歴があるにもかかわらず「パターの距離感が合わない」と悩んでいるなら、いったんテクニックは脇に置いて、自分の中にある距離感を信じてパッティングをしてみてほしいと思います。

まるで、リラックスした朝の練習グリーンのように。

きっとストロークがスムーズになり、良い結果に近づくと思います。

 

もっと詳しいことを知りたいという方は、ぜひ実際に本を手に取ってみてください。

これまでパッティングで悩んでいたことが、雲が晴れるようにスッキリするかもしれませんよ(^^)♪

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