たまに出るアイアンのシャンクに頭を悩ませていませんか?
こんにちは。元シャンク病患者(重度(笑))のたけちんです。
100切り、90切りと順調にゴルフが上達してきた矢先に、突如として現れるシャンク…。
せっかくベストスコアの更新を期待してゴルフ場にやってきたのに、シャンクで夢を台無しにされると、ショックですよね。
調子がいい時は大丈夫なのに、急にシャンクが出るのは、一体どうしてなのでしょう?
シャンクの原因は、一般的に「過度なインサイドアウト」だと言われています。
今この記事を読んでいるあなたも、そう思っているかもしれません。
結論を言うと、シャンクの原因は別にあります。
これからお伝えする方法を使えば、インサイドアウトに振ってもシャンクは出なくなるはずです。もちろん、アウトサイドインに振っても、です。
これからは「いつシャンクが出るのか…」とビクビクすることなく、いろんな球筋を打ち分けられるようになりますよ。
とても簡単にできる方法なので、練習場やラウンドで試してみてください。
「インサイドアウト=シャンクの原因」ではありません!
よく「シャンクは過度なインサイドアウトが原因」と言われますよね。
もしかすると、あなたも次のように言われたことがあるかもしれません。
シャンクが出るようになったのは、インサイドアウトに振れるようになった証拠。つまり、ゴルフが上達しているということなんだよ。
結論を先に言うと、シャンクの原因はインサイドアウトじゃありません。
シャンクには「根本的な原因」があり、これを知らないと、僕のように「シャンクの沼」から抜け出せなくなっちゃいます…。
シャンクの根本原因
シャンクの根本的な原因は、ネックがボールに近づくことです。
イメージとしては、下の画像のとおり。
構えたところが赤い部分だとすると、このまま振ればナイスショットです。
でも、青い部分まで近づくと…シャンクになります。
インサイドアウトでもアウトサイドインでも関係ナシ
インサイドアウトに振ろうが、アウトサイドインに振ろうが、ネック部分が青線を通過すれば100%シャンクします。綺麗なインサイドインでも、同じです。
つまり、スイング軌道とシャンクに直接的な原因はないということです。
僕が重度のシャンク病に悩んでいた頃、「シャンクは過度なインサイドアウトが原因」とネットに書かれていたため、アウトサイドインに修正しようとがんばりました。
しかし、それでもシャンクは直らないし、加えてスライスが酷くなるなど…散々でした。
「インサイドアウトはシャンクの原因」と言われる理由
そもそも何でインサイドアウトがシャンクの原因と言われるのかというと、シャフトが寝てフェースが開いた「極端なインサイドアウト」になると、シャンクが「起こりやすい」からです。
つまり、下記の仕組みです。
- シャフトが寝る
- 手元が浮く
- グリップが体から離れる
- ネックがボールに近づく
- シャンクする
打ち上げのパー3で、よくシャンクが出ませんか?
これは「ボールを上げたい」という気持ちから、あおり打ちになり、シャフトが寝た結果です。
とはいえ、あおり打ちが全てシャンクかと言うとそうではなくて、ネックに当たらなければスッポ抜けたり、強いフックになったりします。
インサイドアウトに振ってもシャンクしない方法
シャンクを直すには、スイング軌道をあれこれ考えるよりも、アイアンのネックがボールに近づく癖を直したほうが手っ取り早いです。
おすすめの方法を3つ紹介します。
①クラブを逆さに持って空振り
これは、あるゴルフ漫画で知った方法です(何の漫画だったかは忘れました…スミマセン)。
クラブを逆さにしてヘッド側を持ち、ボールの2~3センチ手前にグリップを置き、ボールに当てないように「空振り」をする練習です。
シャンク癖がある人は、ボールに当たってしまうかもしれません。
これを数回繰り返してからボールを打つと、シャンクが出なくなります。
シャンク癖がある人は、クラブのフェースではなく、シャフトでボールを打ちに行く癖があります。
この練習で、シャフトではなく、ヘッドでボールを打つ意識を癖付けます。
②ボールを2個並べて手前のボールを打つ
シャンクを直す、定番の方法です。
ボールを2個並べ、奥のボールにフェースをセットし、手前のボールを打ちます。
アドレスよりも手元が体に近くなるので、シャンクしないスイングを身につけることができます。
奥のボールに当たると危ないので、周囲の人に当たらないように注意してくださいね。
ボールの代わりに、ヘッドカバーなどでもOKです。
③ネックにボールをセットする
荒療治的ですが(笑)、ネックにボールをセットして、打つ練習です。
このまま振るとシャンクしますので、インパクトで手元を体に近づけるようにして、フェースの真ん中に当てましょう。
真っすぐ引いて、インサイドから入れるようにすると、上手く打てると思います。
まとめ
今回のポイントをまとめます。
- シャンクの原因はインサイドアウトではない
- シャンクはネックがボールに近づくのが原因
- ネックをボールから遠ざける練習が効果的
極論を言えば、シャンクはネックがボールに近づかなければ、絶対に起きません。
実際のラウンドで「シャンクが出そうで嫌だな」と感じたら、構えたポジションよりも少し手前を振る素振りを数回繰り返せば、シャンクが出ないと思います。