100切りを目標に頑張っているけれど、なかなか達成できないでいる。
それはもしかすると、バッグにある全てのクラブを使おうとしているからかもしれません。
結論から言うと、7本でラウンドすると100切りが早くなります。
なぜかと言うと、フルセットの中には必ず「いつもミスするクラブ」が半分ほど隠れているからです。
100切りは「いかにミスを減らすか」がキモです。それなら、苦手なクラブをうまく打とうと頑張るより、いっそ抜いた方がスコアメイクがしやすくなります。
そこでこの記事では、100切りに必要な7本のクラブの選び方をお伝えします。
僕自身も、使うクラブを限定してからは、打たなくていいミスが減り、大きくスコアが伸びました。
きっとあなたも、この記事の内容を真似してもらうだけで、簡単に5~10打はスコアアップできると思います。
100切りには7本で十分
100切りに必要なクラブの本数は、7本です。それ以外のクラブは、バッグから抜いても大丈夫です。
理由は、キャディバッグに入っている半分くらいは「いつもミスが出るクラブ」だからです。
あなたが100以上叩いたときのことを思い出してください。
OBや大ダフリ、アプローチでグリーンを何往復もする。
気付いていないかもしれませんが、これらのミスの多くは、ほとんど同じクラブで起きていると思います。
たとえば、ドライバーで右にプッシュアウトしてOBする。パー5の2打目、3番ウッドでチョロをする。50ヤードのアプローチでサンドウェッジをざっくりする。
これらは別にあなたが下手だからではなくて、単純に苦手なクラブを使っているからです。
そしてこれらの多くは、ゴルファーにとって難しいクラブです。
つまり、100切りをするためには、苦手なクラブを使わないことがポイントになります。
100切りのためには苦手な7本を抜く
ポイントは「苦手な7本を抜く」ということです。
間違えてはいけないのが、「使いそうなクラブ」を選ばないという点です。
おそらく、あなたが苦手とするクラブというのは、世間一般のゴルファーにとっても難しいクラブだと思います。
難しいクラブというのは、次の特徴があります。
- シャフトが長い
- ロフトが立っている
- ロフトが寝すぎている
シャフトが長いほど、扱いが難しくなります。
たとえば、同じくらいのヘッドの大きさでも、3番ウッドとユーティリティでは打ちやすさが格段に違います。
また、ロフトが立つほど、難しくなります。
5番アイアンと9番アイアンで、どちらが打ちやすいかは明白です。
反対に、ロフトが寝すぎていても、難しくなります。
たとえば、58度のウェッジは芯に当てるのが難しく、飛んだり飛ばなかったりすることが多いと思います。
上記を踏まえると、抜くべきクラブの候補が見えてきました。
たとえば次のとおりです。
- ドライバー
- 3番ウッド
- 4~6番アイアン
- 54度以下のウェッジ
ちなみに、ドライバーには「ヘッドが大きくフェースに当てやすい」という優しい面があるので、人によって「使えるクラブ」に入れてもOKです。
このように、7本を選ぶ際には「苦手なクラブを抜く」と考えると、上手くいきます。
7本の選び方
次の作業として、「絶対に必要なクラブ」を選びます。
ラウンドで絶対に必要になるのは、次のクラブです。
- ティーショットで距離を出せるクラブ
- セカンドショットで距離を出せるクラブ
- グリーンに乗せられるクラブ
- パター
ティーショットで距離を出せるクラブとは、ドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティです。
距離を出せるといっても、100切りには150~200ヤード飛べば十分なので、無理のない範囲で選びます。
セカンドショットで距離が出せるクラブとは、100~180ヤード程度の、グリーン近くまで運べるクラブです。
たとえば、ユーティリティや8番アイアンなどのショートアイアンです。人によってはピッチングウェッジまで視野に入るかもしれません。
グリーンに乗せられるクラブとは、100ヤード以内のアプローチで使うクラブです。
9番アイアンやウェッジ類が該当します。
上記のエリアをカバーできる、苦手意識のない7本を選びましょう。
たとえば、下記は一例です。
- 1W・5W・UT・7I・9I・50度・PT
- 5W・UT・UT・8I・9I・52度・PT
人によって得意なものや苦手意識があるものは異なると思うので、あなたに合った7本を選ぶようにしてください。
クラブを7本にするメリットは100切りだけじゃありません
使用クラブを7本にすると、100切りが近付くだけでなく、他のメリットもあります。
それが、次のとおりです。
- 身軽になる
- ゴルフの幅が広がる
- 80台も狙える
まず、クラブを7本にすると、荷物が減って身軽になります。
特にカートがないゴルフ場では重宝しますし、練習場も身軽に通えます。
また、7本のクラブでラウンドしようとすると、1本のクラブで色んな距離を打ち分けないといけないので、ゴルフの幅が広がります。
僕は以前、「150ヤードは7番アイアン」という固定観念を持っていましたが、7本でラウンドを始めてから大きく意識が変わりました。
そして、7本で100切りができるようになると、80台でラウンドできるようになります。
7本でラウンドすると、無理ができなくなります。たとえば、パー5のセカンドを、3番ウッドでグリーンを狙うことができなくなるわけです。
すると「無理をしないゴルフ」が身に付きます。
この「無理をしないゴルフ」が80台でラウンドするポイントで、ティーショットが180ヤードしか飛ばなくても、パーオンできなくても、80台でラウンドすることは十分可能です。
なお、7本のクラブで100切りを狙うには、当然ながら100切りのためのコースマネジメントが必要です。
このあたりは簡単に100切りできるコースマネジメントで詳しく解説しているので、参考にしてください。