ドライバーのプッシュアウトやスライスが止まらない。
こんな悩みを持っている方は、フェースをかぶせて構えるとナイスショットが増える可能性があります。
こんにちは、たけちんゴルフです。
今日のテーマは「アドレスにおけるドライバーのフェース向き」についてです。
ドライバーを構えるとき、基本とされているのがフェースを飛球線に対して真っすぐ構えることです。
しかしこのように構えても、スライスやプッシュアウトに悩まされている人が多いと思います。
そんな方におすすめなのが、ドライバーをかぶせて構えること。
インパクトでフェースが開くなら、最初からかぶせればOKじゃん?ということです。
え?そんな基本から外れたことをしたら下手になるですって?
いえいえ、逆にかぶせないで打っている方が下手を助長させるかもしれませんよ。
ドライバーをかぶせて構えるのはOK?
個人的には全然OKだと思っています。
その理由は次の通りです。
- ボールを捕まえる感覚が身につく
- 手首をこねる癖を排除できる
- 上手く打てればそれでOK
ドライバーでスライスが出る人というのは、インパクトでフェースをスクエアに戻せない人と言い換えることができます。
なぜかと言うと、そもそもスライスの原因はインパクトでフェースが開くことにあるからです。
インパクトでフェースが開く原因にはさまざまあります。
テークバックで開いてしまう、トップで左手首が甲側に折れてしまう、インパクトで手元が前に出てしまう…などなど。
もちろんスイング改造によってこれらの原因を排除できれば尚良しですが、そこまで時間が取れない、ゴルフは楽しめればそれでいいという人もいると思います。
インパクトでフェースが開くのであれば、最初からドライバーをかぶせて構えておけば、相殺されて「プラマイゼロ」になります。
スイング改造に途方もない時間とお金をかけて疲弊する必要がないということです。
もちろん競技レベルでの上達を目指すなら別ですが、80台とか90台のスコアで安定して楽しくラウンドするレベルであれば、十分だと思います。
それよりも開いたフェースを手首で無理やりこねる動きの方が「悪」かと。手首をこねるとタイミング勝負になり、安定感がなくなるからです。
であれば最初からフェースをかぶせておいて、自分のナチュラルなスイングに任せた方が、ナイスショットの可能性はグンと高まります。
プロや上級者でもドライバーをかぶせて構える人もいるくらいですから、「上手く打てればそれでOK!」ではないでしょうか。
ドライバーをかぶせて構えると下手になる?
そんなことはないと思います。
理由は先述した通りで、むしろインパクト付近で無理やりフェースを返す動きの方が、よほど上達の妨げです。
繰り返しになりますが、スライスするということは、インパクトでフェースをスクエアに戻せていないということ。であれば最初からドライバーをかぶせておけば、フェース面の開きは「相殺」されます。
「この構えなら必ずフェースがスクエアに戻る」と自信がつけば、手で変な操作をしなくても、気持ちよく振るだけでナイスショットが打てるようになります。
ナチュラルに振れればそれだけ安定感が増えますし、下手になるどころかスコアアップになるのではないでしょうか。
ドライバーをかぶせて構える際の注意点
注意したいのが、必ずドライバーをかぶせた状態でグリップするということです。
普段のグリップのままフェースをかぶせてもインパクトで開いてしまいますし、かぶせる作業のときに右肩や右ひじが前に出てしまうリスクがあるからです。
アドレスで右肩や右ひじが前に出ると、アウトサイドインのスイングになりやすく、スライスや引っ掛けの原因になってしまいます。
ドライバーをかぶせて構えるときは、先にフェースを左に向けておいて、その状態でグリップするようにしましょう。
ドライバーはどれくらいかぶせるのが正解か
これは「人による」が正解だと思います。
というのも、インパクトでどれくらいフェースを開きやすいかというのは人それぞれだからです。
ですのでスライスがキツい人は思い切って30度くらいかぶせて構えてみて、つかまり具合を確認するといいでしょう。
もしこれで真っすぐ飛ぶならOKですし、捕まりすぎるなら少しずつかぶせ度合いを少なくしていく。
こうやって色々と試しているうちに、自分にとって「心地の良いかぶせ具合」がわかってくると思います。
アイアンはトップブレードで合わせるのが正解?メリットや注意点でもお話したように、ドライバーも「上手く打てればOK!」くらいの気持ちで、ゴルフを楽しみましょう(^^)v