ドライバーがトップばかり…。特にゴルフコンぺとか周りで人が見ている状況でよくトップしてしまう。そもそも高くティーアップしているドライバーで、なんでトップするんだろう?緊張する場面でもトップしない方法を教えて欲しい…。
こんにちは。たけちんです。
大事な場面でドライバーがトップするという悩みを持っている方は少なくないと思います。
僕も昔はそうでしたが、特に周りで人が見ている状況になると、なぜかトップしてしまうんですよね…。
ドライバーでトップしてしまうと、恥ずかしいだけじゃなくて飛距離も大きくロスしてしまうので、なるべく早く解決したいところです。
この記事では、ドライバーがトップする原因と、緊張する場面でもトップを防止する方法をご紹介します。
僕もかつては1ラウンドに何回もドライバーでトップを繰り返していましたが、今回ご紹介する方法を実践することで、トップすることがほとんどなくなりました。
どなたでも簡単に取り組める内容なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ドライバーがトップする原因
トップとは、クラブヘッドがボールに届かずに頭を叩いてしまう現象です。
そもそも、芝の上のボールならともかく、どうして高くティーアップしているボールをトップしてしまうのでしょうか?
ドライバーでチョロが出る原因【すぐに効果が出る6つの対策法】でお伝えした通り、トップする原因は下記の通りさまざまです。
- ヘッドアップ
- 伸び上り
- ボール位置
- ドライバーが軽い
ヘッドアップ・伸び上り
ドライバーでトップする原因として多いのが、ヘッドアップとそれに伴う伸び上りです。
ヘッドアップとは、インパクトの前に顔が上がってしまうミスですが、顔が上がると筋肉が引っ張られて上体が伸び上ってトップしやすくなります。
特に前方に池があるホールや、人に見られている状態で打つティーショットはボールの行方が気になり、ヘッドアップしがちかもしれませんね。
ボール位置
ドライバーは体の中央より左側にボールを置くのが一般的です。
とはいえ、左に置きすぎるとヘッドが届かずにトップするときがあります。
たとえば、ドライバーでスライスしやすい人は、右にボールが行かないようにできるだけ左にティーアップしたいかもしれません。
しかし、体を突っ込ませないと届かないほど左にボールを置くのはやめた方がいいです。
ドライバーが軽い
意外と見落としがちなのが、ドライバーの重量です。
実は自分のパワーやヘッドスピードに比べて軽いドライバーを使うと、トップする可能性が高くなります。
なぜかと言うと、軽いドライバーは手で操作できてしまうからです。
振れる範囲で重めのドライバーなら遠心力を使って振れますが、軽いとヘッドがあちこちに動いてしまい、挙動が安定しません。
特に最近の「アベレージゴルファー向け」のシャフトは50g台が多く、人によっては軽すぎる可能性があります。
ドライバーでトップすることが多かったり、打点がバラつく人は重量を疑ってもいいかもしれませんね。
ドライバーのトップは「力み」が一番の原因
ドライバーでトップする根本的な原因は力みだと思います。
ドライバーを構えた瞬間、次のように考えませんか?
- 飛ばしたい
- ナイスショットしたい
- いいところを見せたい
- OBに打ちたくない
- 池を越えたい
これらは全て、力みの原因になります。
そして力が入ると体が伸び上り、トップしやすくなります。
ドライバーがトップするのは、ボール位置やクラブ重量などにも原因がありますが、根本的には力の入りすぎが一番の原因だと思います。
ドライバーのトップ対策は脱力が大前提
ドライバーがトップするのを防ぐには、まずは力を抜くことです。
脱力することでトップを防げる理由は、次の通りです。
- 体が伸び上らない
- 遠心力で腕が伸びる
脱力するのにもっとも重要なのが、グリッププレッシャーです。
グリップを握る力を弱めると、自然に体全体の力が抜けます。すると、クラブを重さをいかすことができるので、トップすることはなくなります。
とはいえ、ラウンドでいきなりグリップを弱めたくてもできないと思うので、日頃から緩めのグリップで練習しておくことをおすすめします。
イメージとしては、最大が10の力だとして、1くらい。普段から力が入る癖のある人は、これくらいでちょうどいい加減だと思います。
「そんなに弱いとスッポ抜けちゃうんじゃないの?」と思うかもしれませんが、必ずインパクトで力が入るので大丈夫です。
ゆるゆるのグリップで打てるようになると、トップがなくなるだけでなく、ヘッドが走るので飛距離アップやスイング軌道の安定につながりますよ。
ドライバーのトップを防ぐ方法
脱力だけでもトップを防ぐのに効果的ですが、プラスアルファとしてドライバーがトップするのを防ぐ方法を3つご紹介します。
- 左目でボールを見る
- ボール位置を見直す
- フォローで右腕を伸ばす
①左目でボールを見る
左目でボールを見ながら打つと、トップする原因のヘッドアップを防ぐことができます。
インパクト直後にボールが飛び出すまで左目でボールを見続けることで、頭の残った理想的なスイングになります。
トップを防ぐだけでなく、飛距離アップやスライス防止にも役立つテクニックです。
参考記事 左目でボールを見るメリット【ダフリ防止やスライス解消に効果的】
②ボール位置を見直す
ドライバーでボールを左足かかと線上に置いている人は、ボール位置を見直すことをおすすめします。
なぜ左足かかと線上が良くないかというと、スタンス幅によって体に対するボール位置が変わってしまうからです。
試しに、ボールを左足かかと前に置き、スタンス幅を徐々に広くしてみてください。すると、ボールがどんどん体から遠くなっていくと思います。
体から離れるとトップする原因になります。
おすすめは、左脇の下もしくは左胸の下です。
足を基準にするとスタンス幅でボール位置が変わってしまいますが、上半身を基準にすればいつも同じ距離感を保つことができます。
③フォローで右腕を伸ばす
フォローで右腕を伸ばすと、スイング弧が大きくなり、トップを防ぐことができます。
トップする人を観察してみると、多くの人がインパクトからフォローにかけて肘が曲がっています。
力みもあるでしょうが、トップを防ぎ飛距離を伸ばすには、フォローで積極的に腕を伸ばしていくことが大切です。
遠く離れた人と握手するように、思い切り右腕を伸ばしていきましょう。
トップするのを防げるだけでなく、ボールのつかまりが良くなり、飛距離も伸びる効果もありますよ。