パターマットは本物の芝と転がり方やスピードが全然違うから、買う意味がない。
また、パターマットを使って練習しているけれど、本番のラウンドになると全然カップに寄らない、入らない。
あなたは、こんな悩みを持っていませんか?
こんにちは。たけちんです。
ゴルフショップではたくさんのパターマットが売られていますよね。
僕もあなたと同じで、長い間「パターマットで練習するのは意味ない」と思ってました。
なぜなら、本物のグリーンとは全然転がり方が違うし、そもそも傾斜の先にあるカップに入れるのに強い「違和感」を感じていたからです。あれって、結構強めに打たないと入らないんですよね…。
しかし、パターマットの正しい使い方を知って「やっぱり、買ってよかった」と強く感じることができました。
これまではパターマットを単に「カップに入れる練習をするための道具」と思っていました。しかし、それが意味のない使い方であることに気付いたんです。
こんなパターマットの使い方は、意味ないかもしれません…
パターマットは、スコアアップにとても役立ちます。
しかし「カップに入った、入らなかった」だけを目的にしても、あまり意味ないかもしれません。
✓パターマットは強くても入る
パターマットには、カップの手前に傾斜がありますよね?
あの傾斜には、カップをオーバーさせるタッチを身につける目的のほか、ボールを回収しやすくする目的があるそうです。
しかし、問題は「強すぎるタッチ」でもカップインしてしまう点です。
本来、パターは3~40センチオーバーの強さで打つのが理想とされています。
パターマットの傾斜角度も、3~40センチオーバーを想定して設計されているそうです。
しかし、実際にパターマットで打ってみると、それ以上の強さでも入ってしまう。むしろ、強すぎるくらいの方が入るような気がします。
カップオーバーのタッチを身につけるという点で、パターマットの傾斜は役に立つと思います。
とはいえ、2メートルもオーバーするくらい強いタッチでカップインしても、練習の意味がないかもしれません…。
パターマットで距離感を養うのは限界がある
パターマットで2メートルのパットを入れる練習をしているけど、本番のラウンドになると入らない。距離感も全然合わない…。
上記のような悩みを持っている方も多いと思います。
ここであなたにお伝えしたいのが、パターマットで距離感を養うには限界がある、という点です。
例えば、いくら自宅のパターマットで2メートルの距離を磨いても、コースでそのまま使えるとは限らないということです。
理由は、次の通りです。
- 本物の芝とは転がり方が違う
- コースや日によって違う
✓本物の芝と転がりが違う
当たり前ですけど、コースの芝と人工的なパターマットでは、転がり方は異なります。
本物の芝に似せたパターマットも多く売られていますが、どうしても限界は出てしまいます。
なので、パッティングの距離感は、やはり本物の芝で養うのが理想です。
✓コースや日によって違う
距離感は、コースによっても変わりますし、その日のコンディションでも変わります。
たとえば、ベント芝のコースと、高麗芝のグリーン。
速いグリーンが売りのコースと、遅いグリーン。
晴れの日と、雨の日。
自然相手のゴルフですから、全く同じ速さのグリーンというのは、ほとんど皆無だと思います。
パターマットで1メートルや2メートルなどの距離を練習することには、意味があると思います。
とはいえ、その距離感をそのままラウンドに持ち込むのは、ちょっと危険かもしれません。
先述の通り、コースや日によってグリーンのコンディションは違いますから、当日の練習グリーンなどで「その日の距離感」はつかんでおくべきだと思います。
パターマットの意味ある使い方
パターマットは使い方を工夫すると、とても意味のある練習器具へと生まれ変わります。
ここからは、スコアメイクに役立つパターマットの使い方をご紹介します。
打ち出し方向を整える
パッティングでは、狙った方向に打ち出せる技術がとても大切です。
なぜなら、いくらラインを完璧に読めても、狙った方向に打ち出せなければ、カップに入らないからです。
反対に、正確な方向に打ち出す技術さえあれば、あとはラインと距離感が合えばカップインします。
おすすめは、ボールの30センチ先に丸いシールを貼って、その上を通す練習です。
シールの代わりに、ボールを置いて当てる練習でもOKです。
ちなみに、松山英樹プロが愛用していることで有名な「パッティングチューター」があると、自宅のパターマットだけでなく、コースの練習グリーンでも打ち出しを整える練習ができますよ。
ボールの転がりの確認
パッティングでは、ボールを順回転で転がすことが大事です。
順回転のパッティングは、パターマットがあれば自宅でもマスターできます。
やり方は簡単で、ボールにマジックで線を引き、その線が真っすぐ回転するようにパッティング練習を繰り返すだけです。
芯に当てる練習
パッティングに欠かせないのは、芯に当てることです。
芯を外すと、インパクトでフェースがブレて打ち出し方向が変わってしまったり、距離感が狂ったりするからです。
僕がよくやっているのは、パターのフェース面に「爪ようじ」を付けて打つ練習です。
芯を外すと、ちゃんとボールが転がらないので、良い練習になると思います。
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パターマットはアプローチ練習にも使える
「パターマットは意味ない」と思っている方にお伝えしたいのが、パターマットはパターだけでなくアプローチ練習にも使えるという点です。
たとえば、7番アイアンでランニングアプローチの練習をしたり、ウェッジで1~2ヤード先に落とす練習をしたり。
工夫次第で、いろんな練習ができると思います。
パターマットも、「カップに入れるだけ」と限定せず、イマジネーションを膨らませつつ使うと、きっとスコアアップの強い味方になる、意味ある使い方になると思います(^^)/