あなたは「シャンクはインパクトで手が前に出るのが原因」と思っていませんか?
こんにちは。たけちんゴルフです。
今回のお話は「アイアンのシャンク」がテーマです。
今この記事を読んでいただいている方の中にも、シャンクでお悩みの方がたくさんいらっしゃると思います。
シャンクの原因は様々ですが、その1つとして「シャンクはアドレスよりも手が前に出ることによって起こる」と聞いたことがないでしょうか?
そのため、あなたは「手が前に出る癖さえ治ればシャンクも治るのではないか?」と考えているかもしれませんね。
インパクトで手が前に出るのは、たしかにシャンクの主な原因です。
でも、ただインパクトだけ意識を向けても、その癖は治らないかもしれません。
手が前に出るのには、他に理由があるからです。
それがわかると、シャンクの悩みが解消するだけでなく、スイング全体が良くなるのでスコアも右肩上がりにアップしていく可能性が高くなります。
手が前に出るとシャンクしやすい
アドレスより手が前に出ると、シャンクしやすくなります。
シャンクはボールがネックに当たる現象で、手が前に出ることによってネックがボールに近づいてしまうからです。
もちろん、シャンクの原因はこれだけではありません。
「シャンク(3×9)=27(通り)」という親父ギャグがあるほど、原因は様々です(失笑)。
とはいえ、インパクトで手が前に出てしまう動きはシャンクの元凶であることに違いはありません。
ですので、この癖を治さない限り一生シャンクとお付き合いすることになる、と言っても過言ではないでしょう。
じゃあインパクトで手が前に出ないようにすればOKかというと、そうでもありません。
冒頭でお伝えしたとおり、原因は他にあるからです。
手が前に出る原因
結論を先に言うと、インパクトで手が前に出る原因は間違ったテークバックにあります。
詳しくは過去記事のテークバックでフェースを開くことの危険性【早めに治すほうが吉】を読んでいただくとわかるのですが、テークバックでフェースを開くと手が前に出やすくなるんです。
簡単にメカニズムを説明すると、こうです。
- フェースを開く
- ヘッドが下に垂れる
- その反動で手元が浮き体から離れる
つまりインパクトで手が前に出るのではなく、テークバックの段階ですでに手が体から離れてしまっているわけです。
手が浮いて体から離れると、クラブが寝て極端なインサイドアウト軌道になります。
かてて加えてフェースが開いているので、シャンクのオンパレードです。
ちなみに多くのアマチュアゴルファーは、フェースを開きながらテークバックしていると言われます。
もし上記のようになっているなら「シャンク確率90%超え」のデンジャラスなテークバックです。
今すぐ治すことをおすすめします。
ところで、あなたは左腕を時計回りに捻りながらテークバックしていませんか?
シャンクを解消するには、まずはテークバックから
シャンクを治したいなら、まずはスイングの始まりであるテークバックを見直すべきだと思います。
なぜなら、多くのゴルファーがテークバックの段階でスイングプレーンを外してしまい、シャンクだけでなくスライスやプッシュアウトなどに頭を悩ませているからです。
テークバックで一度スイングプレーンを外すと、オンプレーンに戻すのは不可能に近いのです。
テークバックを正しい軌道で上げられるようになれば、それ以降のスイングもプレーンに乗りやすくなります。
その結果、方向性・飛距離ともに向上させることができます。
そのためにも、フェースを開き極端にインサイドに引いてしまう「デンジャラス・ムーブ」を修正しましょう。
テークバックの効果的な修正方法については、別記事テークバックでフェースを開くことの危険性【早めに治すほうが吉】で詳しく解説していますので参考にしてください。