こんにちは。たけちんゴルフです。
今日はスコアメイクにとっても大切な「ショートパット」をテーマにお話ししたいと思います。
皆さんは、1ｍ以内のショートパットに自信ありますか？
「ううん」と首を振っている姿が目に浮かびますが（笑）、ショートパットに苦手意識を持っている方は少なくないと思います。
僕も昔は本当にショートパットが嫌いで、1ｍはもちろん、50cmすら入らない始末。
諸先輩方からは「〇〇君、メンタル弱いね～」なんてイジられまくりでした。
この記事を読んでいただいている方の中にも「パターが入らないのはメンタルの問題」と考えている人がいると思います。
さて、このショートパットを外してしまう問題。
これって本当にメンタルだけが原因なのでしょうか？
ショートパットを外すのはメンタルの問題？
ショートパットを外すのは、果たしてメンタルだけの問題なのでしょうか？
もしそうだとすると、メンタルの弱い人は全員「パットが下手」ということになっちゃいますよね。
だけど、現実は違うはずです。
たとえば、プロゴルファーは全員パットが上手ですが、全員メンタルが強靭かというとそうではありません。
メンタルに問題を抱えたプロの場合、トーナメントなど重要な場面で外すケースはあるかもしれません。だけど、僕たちアマチュアゴルファーみたいに「ショートパットを外しまくる」なんてことはないはずです。
今「ショートパットを外しまくってしまう…」と悩んでいる方は、メンタルが弱いからと諦める必要は一切ありません。
なぜかというと、ショートパットを外すのには、ほかに明確な原因があるからです。
ショートパットを外す原因の多くは「不注意」である
マスターズトーナメントの創始者で「球聖」の異名を持つボビー・ジョーンズは、自身の著書「ゴルフの神髄」の中で次のように述べています。
かなり前に、わたしは、どんなに短いパットでも軽んじてはならないことを学んだ。（中略）どんなに短いパットであろうとも、わたしは慎重に行う。ボールがホールのエッジにあってさえも、常にきちんとスタンスをとり、アドレスする。
（引用元：「ボビー・ジョーンズ ゴルフの神髄」ちくま文庫）
ボビー・ジョーンズほどの選手がここまで慎重になるというのは驚きですね…。
ポイントはショートパットのミスは「不注意」が原因で起こりやすいという点です。
ショート・パットの多くのミスは、まったく単純な不注意が原因である。簡単そうに見えるため、かえって真剣に検討することが難しいのだ。
（引用元：「ボビー・ジョーンズ ゴルフの神髄」ちくま文庫）
「不注意だなんて、自分はぜったい違う！外さないようにめちゃくちゃ集中してるし！」
このように反論する方もいると思います。
ここでもっとも重要なのは、集中しているかどうかではありません。
「カップインさせるための準備を正確に行ったか？」ということです。
準備が不正確だと、いくら「入ってくれ」と集中（お願い？）しても、入ることは絶対にありません。
ショートパットは準備が9割
パターの方向性は準備が9割【合わせ方のコツとおすすめ練習器具】という記事の中で書きましたが、ショートパットが入るか外れるかは、ほぼ構えた瞬間に決まります。
なぜなら、パターはインパクト時にフェースが向いた方に転がるからです。
アドレスで間違った向きにフェースを合わせた時点で、カップインの確率は激減します。
なので、最新の注意を払ってアドレスしなければいけません。
ボビー・ジョーンズが「不注意」と呼んだのは正にコレで、彼はどれだけ短い距離でもフェースを正しい方向に向けて構えるよう心掛けたのだと思います。
次の言葉からも明らかですね。
ボールがホールのエッジにあってさえも、常にきちんとスタンスをとり、アドレスする。
なお、正しいフェースの合わせ方やコツなどについては、下の記事に書いてますので参考にしてください。
成功体験がメンタルを強くする
僕は「ショートパットが入る」という成功体験を重ねることで、メンタルは克服できると考えています。
メンタルが弱いと感じるのは「外すかもしれない…」という不安が勝っているから。
ショートパットが今よりも入るようになれば、不安はいつの間にか消え、反対に自信へつながります。
これは僕の体験談でして、震え上がるほどショートパットが苦手でしたが、今では自信を持ってストロークできるようになりました。
そのために何をしたかといえば、正しくアドレスすることだけです。
詳しくは下の記事をどうぞ。
もしも今あなたが「ショートパットが入らない」と悩んでいるなら、ぜひ一度アドレスを疑ってみてください。
正しく構えることができれば、きっと「メンタルの問題じゃなかったんだ」と感じていただけるはずです(^^♪
