ゴルフには必ず「コツ」があります。ドライバーの飛距離をアップするのにもコツをつかんでしまえば飛ばし屋になれます。
私も昔は200ヤードも飛ばない典型的なスライサーでしたが、今では250ヤードを越えるまでになりました。
<<この記事でわかること>>
- ドライバーの飛距離が出ない理由
- ドライバーで飛距離アップするコツ
- ドライバーで飛距離アップを実現する方法
- ドライバーで飛距離アップするための練習
ドライバーが苦手で全然飛ばなかった僕でも飛距離アップに成功した方法なので、きっと皆さんの参考になると思います。
ドライバーの飛距離が出ない理由
「一生懸命振っている割にドライバーが飛ばない」のはどうしてでしょうか?筋骨隆々のスポーツマンが思い切り振っても、飛ばない人は飛びません。ヘッドスピードの劣る女性プロゴルファーに、飛距離では圧倒的に負けてしまいます。
それはドライバーの「正しい使い方」を知らないためです。
ボールを遠くに飛ばそうと思うと、どうしても手元を速く振ろうとします。
ゴルフクラブは手元の動きとヘッドの走りは反比例の関係にあるため、手元が速く動くとヘッドが走りません。
一般の男性アマチュアゴルファーの平均的なヘッドスピードは大体40m/sと言われています。これを読んでいただいている方の中にはもう少し速いという人もいるでしょう。
ヘッドスピードが40m/sあれば、計算上飛距離は230ヤード以上可能です。ところがそんなに飛んでいないという人がほとんどだと思います。
ドライバーの正しい使い方を知れば、自分の持っているポテンシャルを100%飛距離に発揮することができます。
それが今回お話するドライバーで飛距離アップする「コツ」であり、このことを知らないアマチュアゴルファーの方が非常に多いのが事実です。
ドライバーで飛距離アップするコツ
ドライバーで飛距離アップするコツは、ドライバーの正しい使い方を知ることだと説明しました。
ドライバーのシャフトは硬く感じますが、実際はスイング中に「しなり」を起こしています。もしもドライバーがしなりを起こさないただの棒なら、あれほどの飛距離を出すことはできないでしょう。
飛距離アップするための正しいドライバーの使い方とは、しなりを上手く使うことです。
ドライバーは釣り竿と同じ
長い釣り竿でエサを遠くに投げようとすると、竿を大きくしならせて使うと思います。この感覚はドライバーの正しい使い方とよく似ています。
釣り竿と同じようにしなりを大きく使ったスイングをすることがドライバーの正しい使い方です。
ドライバーの飛距離を左右する「しなり」
イメージが湧きやすいように、もう一度釣り竿に戻りましょう。エサが放たれる瞬間、竿はどのようにしなっているでしょう?絵で描くとこうですね。
エサが飛ぶ方向にしなっています。釣りでエサを遠くに飛ばせる人ほど、このしなりを上手く使っています。筋力は関係ありません。
このエサが飛ぶ方向にしなる現象を「しなり戻り」と表現します。
ゴルフに話を戻しましょう。釣り竿をドライバー、エサをボールに置き換えると、ドライバーの「しなり戻り」を上手く使うとボールが遠くまで飛ぶということになります。
ドライバーで飛距離アップを実現する方法
「しなり戻り」を上手く使うことがドライバーの飛距離アップにつながることがわかりました。
ここからは、しなり戻りを上手く使うための方法についてお話をしていきたいと思います。
ヘッドを強烈に走らせる「グリップの方向転換」
インパクトを迎える寸前の右腰のあたりでは、グリップエンドはまだ飛球線の方向を向いています。ここで左手のグリップの小指側を「ギュッ」と強く握りこむようにしてグリップエンドをおへそ方向に90度方向転換させると、ヘッドが飛球線方向につんのめるようにシャフトは大きく「しなり戻り」を起こします。
上手くやるコツは、左手を強く握りこむまではなるべく緩くグリップしておくことです。緩めのグリップから強く握りこむことでグリップの方向転換を促し、大きなしなり戻りを生みます。
普通のドライバーで実感しにくいようであれば、「ロジャーキング」のような柔らかいシャフトの練習器具を使うとすぐにマスターできます。
ドライバーショットでこの動きを取り入れることにより、ヘッドが強烈に走りドライバーの飛距離性能を100%発揮することができます。
グリップを止めるとヘッドが走る
「ゴルフはインパクトで止めると飛距離が伸びるのか?」という別の記事で詳細をお話していますが、インパクトの直前でグリップを止めてみても、しなり戻りが発生して急激にヘッドが走ります。
グリップに急ブレーキがかかると、ドライバーのヘッドが急加速を起こし、ボールに最大限の衝突エネルギーを与えます。
ドライバーで飛距離アップするための練習
ドライバーの飛距離アップのコツは、ドライバーのシャフトのしなりを上手く使うことです。
ドライバーのしなり戻りを発生させるには、今までの手元を振る意識から手元を止めてヘッドを走らせるコツをつかむことです。
ヘッドを走らせるのに最適な練習が、ドライバーを使ったパンチショットです。「ドライバーのパンチショットはスライスに効く!」の記事で、練習方法を紹介していますのであわせて確認してみて下さい。
僕が普段の練習に使っているふにゃふにゃシャフトのドライバーを使うと、手元を止めてヘッドを走らせる感覚がすぐに身に付くのでおすすめの練習方法です。