次のようなお悩みを持った初心者ゴルファーの方。
- すきま時間でできる自宅練習を知りたい
- 自宅練習におすすめの練習器具を知りたい
- できればお金をかけずにできる自宅練習も教えて欲しい
ゴルフ上達には、自宅練習がとても大事でです。
なぜかというと、練習場でボールを打っても「ゴルフの基本の型」をマスターすることは難しいからです。
多くの人は打ちっぱなし練習場に通い、ボールをたくさん打ちます。
しかし「飛ばしたい」とか「まっすぐ打ちたい」という希望ばかりが先走り、肝心のスイング作りが疎かになっているのが実態です。
僕が初心者の頃、「たくさんボールを打てば上手くなれる」と思っていましたが、大きな勘違いでした。おかげで、何年か後におおきな壁に直面し、抜け出すのに時間とお金をかなり使ってしまいました。
初心者の頃に自宅練習でスイング作りをしておけば、遠回りをしなくて良かったのになと、今さらながら後悔しています。
そこでこの記事では、初心者ゴルファーにおすすめの自宅練習を紹介します。
今からご紹介する自宅練習をメインにスイングの「型」を作り、打ちっぱなし練習場でボールを打つ感覚を養うというサイクルを繰り返せば、最速で初心者から脱却し、100切りの壁も簡単に越えられると思います。
ゴルフ初心者におすすめの自宅練習
初心者ゴルファーの方におすすめの自宅練習は、次の5つです。
- グリップの練習
- アドレスの練習
- 素振り
- パター練習
- アプローチ練習
それぞれ詳しく解説します。
①グリップの練習
初心者ゴルファーが最初に身につけるべきなのは、正しいグリップです。
なぜなら、正しいグリップでないと、正しいスイングができないからです。
たとえば、スライスしか出ないようなグリップで握ると、スライスしないようにスイングで「補正」しようとします。すると、周りから見て不自然なスイングになってしまいます。
「ボールが曲がったらまずはグリップを疑え」と言われているくらい、ゴルフはグリップが大事です。
ちなみに、グリップの練習はテレビを見ながらでもできるので、自宅練習におすすめです。
僕もテレビを見ながら、グリップ練習は癖づけるようにしています。
グリップの基本的な握り方については、ゴルフ初心者はこのグリップを|おすすめグリップ法をに詳しく書いてますので参考にしてください。
②アドレスの練習
グリップと同じくらい大切なのが、アドレス(構え)です。
アドレスが間違っていると、狙った方向にボールが飛ばないだけでなく、正しくスイングできないからです。
たとえば、自分はまっすぐ構えているつもりでも、後ろから見てみると右や左にズレていることが多いです。実際に、多くのゴルファーが右を向きがちだと言われています。
僕は昔スライスに悩まされていましたが、レッスンプロからアドレスを変えるようにアドバイスを受けただけで、スライスが出なくなりました。
レッスンに通っている人ならOKですが、独学で学んでいる人はできればゴルフ本で正しいアドレスを勉強することをおすすめします。
おすすめの本は、中井学プロの誰もいわなかったゴルフの基本: 本当に必要なことはたったコレだけ!!です。
初心者ゴルファーの方には「この一冊あればOK」な感じな本でして、ゴルフの基本的なことを一通り学ぶことができます。
正直言って、初心者の人はこれ以外の本は買う必要ないと思います。
関連記事 【これだけでOK】ゴルフ初心者おすすめ本【基礎~ラウンドまで】
③素振り
自宅でできるおすすめの練習方法の3つめが、素振りです。
素振りは自宅で手軽にできて、しかも無料でできる効果的な練習方法でおすすめです。
とはいえ、単にクラブを振っているだけでは効果がありません。
ここからは、僕が実践しているおすすめの素振りを紹介します。
ビジネスゾーン素振り
ビジネスゾーンとは、クラブが腰から腰までの小さい振り幅のことです。
実は、ゴルフスイングにもっとも重要なのはこのビジネスゾーンで、ここさえ上手く振れればボールを狙った方向に飛ばせます。
つまり、普段からビジネスゾーンを意識した素振りの練習をしておけば、早くゴルフが上達できるということです。
詳しいやり方については効果が出るビジネスゾーン素振りのやり方と7つのチェックポイントで紹介しています。
タオル素振り
「部屋が狭くて素振りができない」という人がいるかもしれません。
しかしこれについては心配無用で、タオルがあれば質の高い素振りができます。
タオルを使うと、ボールを遠くに飛ばすために不可欠な「シャフトのしなり」をマスターしやすいので、個人的におすすめです。
僕もお風呂上りに、ブンブン振ってます。
タオルを使って素振りをすれば、壁や天井に傷をつける心配なく練習できますよ。
④パター練習
パター練習は、自宅でできる代表的なゴルフ上達法です。
「パターはスコアの4割」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
たとえばスコアが100だとすると、そのうち40打がパッティングで占めているということですね。
つまり、ゴルフのスコアを良くしたいのであれば、パター練習をたくさんやるのが手っ取り早いということです。
よく「アマチュアゴルファーはプロのように飛ばすことは難しいが、パターの腕前はプロみたいになれる」と言います。これは、パターには筋力が不要で、努力次第でなんとでもなるという意味です。
なので自宅にはぜひパターマットを置いて、いつでもパター練習できるようにしておくことをおすすめします。
おすすめのパターマットについては、【無料&格安】ゴルフ初心者用おすすめ練習器具10選で紹介しています。
⑤アプローチ練習
パターの次に大事なのが、アプローチ練習です。
アプローチとは、グリーンのすぐそばから打つ、ピンに寄せるためのショットのことです。
ゴルフのスコアはアプローチの出来に左右されるといっても過言ではなく、パター練習と同じくらい時間をかけて練習をしてもらいたいテクニックです。
アプローチは両足の間や、腰から腰までの小さい振り幅を、ウェッジで打つのが基本です。
距離的には10ヤードとか20ヤードを飛ばすのですが、室内でそれだけの距離を打つのは難しいと思います。
そのようなときは、アプローチネットがあると、自宅でも練習が可能です。
「アプローチネット」で検索すれば、多くの種類がヒットすると思います。おすすめのアプローチネットは、【無料&格安】ゴルフ初心者用おすすめ練習器具10選で紹介していますのでよければ読んでみてください。
自宅でゴルフ練習するコツ
自宅でのゴルフ練習の効果を高めるには、コツがあります。
それは、できるだけ鏡や動画で確認しながら行うことです。
なぜなら、イメージと実際の動きは異なることが多いためです。
たとえば、自分ではまっすぐに振っているつもりでも、動画を撮ってみると全然違う方向に振っていた、なんてことがよくあります。
プロ野球選手も、大きな鏡の前で素振りをやっていますね。
鏡や動画で確認しながら練習をすることで、正しいゴルフスイングを早く身につけることができます。
自宅でゴルフ練習する際の注意点
自宅で練習する際は、騒音と破損に注意してください。
たとえばマンション内でボールを打つと、打球音が響いて苦情が来る可能性があります。
また、クラブやボールが壁に当たると、傷や凹みの原因になります。
僕のマンションには、すでに5個程度の壁穴が開いています(笑)。
それ以来僕は、クッション性のある柔らかいボールを使っています。
ゴルフ初心者は自宅練習が上達の近道
ゴルフ初心者の人にとって、自宅練習をどれだけ続けられるかが上達のカギになります。
なぜなら打ちっぱなし練習場でどれだけボールを打っても、正しいスイング作りにはあまり役立たないからです。
現実問題として、アマチュアゴルファーのほとんどが打ちっぱなしでの練習をメインにしていて、なかなか100切りできないなど「伸び悩み」の問題を抱えています。
これはボールをただやみくもに打つだけでは正しいスイングを身に付けることはできないという証拠で、かえって変な癖をつける原因になっています。
初心者ゴルファーの人はボールを打つよりも「スイング作り」に時間をかけたほうが上達のスピードは最速になるので、自宅で正しいスイングを身に付ける練習をすることをおすすめします。
自宅練習ではレッスン動画も参考にしよう
自宅でひとりで練習する場合には「レッスン動画」を見ながらをおすすめします。
なぜかというと初心者ゴルファーの人の場合だとまだ知識が深くないので、「どのような練習を行えば効果的か?」がわからないからです。その点レッスン動画には初心者から上級者まで役立つノウハウが無料で公開されており、自宅練習には強い味方になります。
レッスン動画はYouTubeなどでもいいのですが、できれば「ゴルフネットワーク」などのゴルフ専門チャンネルで見ることをおすすめします。
どうしてかというと、YouTubeの動画はプロからアマチュアまで色んな人が動画をアップしているため、中には間違った情報が多く散見されるからです。ある程度の知識があれば取捨選択できるようになりますが、初心者の人には見極めが難しく、間違った練習をしてしまう可能性があるのでYouTubeは参考程度にしておくことをおすすめします。
一方でゴルフネットワークで放送されているレッスンは、すべて実績のあるレッスンプロばかりなので、初心者の人でも安心して練習を取り入れることが可能です。
有名なレッスンプロによるレッスン動画だけでなく、国内・国外のゴルフツアーやギア情報なども豊富。プロゴルファーのプレーを見てテンションを上げつつ、レッスン動画を見て最速で「脱初心者」したい人はぜひ。