キレのいいアイアンショットを打つコツは、シャフトの「しなり」を使うことです。
スチール製のアイアンを使っている人にとってみれば「あんな硬い棒が曲がるの?」と思うかもしれませんが、実はちゃんとしなっているんです。
とはいえ、カーボンシャフトならまだしも、スチール製のアイアンだとしなりを感じることは難しいかもしれません。
そこでおすすめなのが、僕も日頃から愛用している柔らかいシャフトのアイアンです。
ふにゃふにゃのアイアンで上手に打てるようになると、ヘッドがを効かせられるのでキレが増すばかりでなく、1~2番手の飛距離アップも夢ではないかもしれませんよ(^^♪
ふにゃふにゃシャフトのアイアンの効果
僕が使っているのは、ロジャーキングスイングドクターという、超柔らかいシャフトを差した練習用アイアンです。
ちゃんとボールを打てるのが秀逸でして、7番アイアンなのですが上手に打つと普通に150ヤードくらい打てちゃいます。
ふにゃふにゃシャフトのアイアンで練習する効果は、次のとおりです。
- 飛距離アップ(しなりを使ったスイング)
- スライス・シャンクの改善
- 手打ち防止
飛距離アップ
ふにゃふにゃシャフトのアイアンを使って練習を繰り返すと、「しなり」が使えるようになってくるので飛距離アップに期待できます。
もちろんアイアンだけでなく、ドライバーなどウッド系のクラブでも同様です。
ちなみに、ふにゃふにゃのシャフトが刺さったドライバーもあるんですよ。
スライス改善
アイアンでよくあるミスが、力みによって手が前に出ることでシャフトが寝て、スライスが出てしまうことです。シャンクも、シャフトが寝てフェイスが開いてしまうのが原因です。
ふにゃふやシャフトのアイアンは、手で引っ張り込んでしまうと絶対に打てません。手元を止めて、ヘッドが通過するのを待たなければ打てないのです。
ゴルフクラブでボールをつかまえるには、手を無理やり返すのではなく、シャフトのしなりを上手に使うことも大事だということに気付かされます。
手打ち防止
ふにゃふやシャフトのアイアンを使うと、手打ちで打つのが難しいのに気付くでしょう。
硬いシャフトのアイアンなら手打ちでも「合わせる」ことができますが、柔らかいとそうはいきません。
体の回転を主導に打つスイングを身に付けるには最適の練習器具です。
ふにゃふやシャフトのアイアンの上手な打ち方
ふにゃふやシャフトのアイアンを上手に打つには、シャフトの「しなり戻り」を待つのがコツです。
ゴルフスイングにおいて、シャフトがしなるタイミングは4つありますが、そのひとつがインパクト前に「Cの字」のようにシャフトがしなる「しなり戻り」です。
飛距離が出るプロや上級者は、この「しなり戻り」を上手く使ってボールを打っています。もしかすると、プロの連続写真でインパクトの直前にシャフトがボールに向かって大きくしなっているのを見たことがある人がいるかもしれませんね。
反対に、しなり戻りとは逆のしなり(ボールとは反対側)のままインパクトしてしまうと「振り遅れ」になってしまい、スライスして飛ばなくなってしまいます。
ふにゃふやシャフトのアイアンを上手く打つには、しなりを感じながら体をゆっくりと回転させることが大切です。手で打ちに行くとスライスするので注意しましょう。
つい打ち急いでミスをしてしまう人や、スライスやシャンクに悩む人には役立つ練習器具ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。